鉄拳タッグトーナメント2

鉄拳タッグトーナメント2 概要

『鉄拳タッグトーナメント2』（通称：鉄拳TT2）は、バンダイナムコゲームスが2011年9月14日にアーケードで稼働を開始した、3D対戦型格闘ゲームです。これは、鉄拳シリーズの第8作目にあたり、前作から12年ぶりに登場したタッグ戦形式の新作です。さらに、2012年3月27日にはバージョンアップ版『鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド』がリリースされ、家庭用版は同年9月にPlayStation 3とXbox 360向けに、続いて12月にWii U版としても登場しました。

ゲーム内容

本作は、旧ナムコ時代に出された『鉄拳タッグトーナメント』と同様に、プレイヤーが2人のキャラクターを選択してタッグ戦を繰り広げるスタイルを特徴としています。アーケード版では新たに復活したキャラクターに新技が追加され、魅力が増しています。特に三島仁八やオーガ、風間準といった人気キャラクターが再登場し、家庭用版ではさらに多くのキャラクターが加わりました。

新たに追加されたキャラクターには、リリの執事であるセバスチャンや、これまで設定上だけの存在だったスリムボブもいます。多くのキャラクターは前作『鉄拳6』から引き継がれており、三島平八は若返った姿で登場し、ジュリア・チャンはジェイシーに名前を変えて登場しています。

新システムと戦闘機能

本作では、タッグ戦のシステムに新しい要素が加わっています。特に注目を集めるのがタッグコンボ、タッグアサルト、タッグスロー、タッグクラッシュといった戦闘システムです。タッグコンボは、対戦相手を浮かせた後にパートナーと交代し、空中で攻撃を行うシステムで、相手の体力ゲージをも削る効果があります。

タッグアサルトでは、控えのパートナーが同時に空中コンボに参加することができ、大ダメージを狙うことが可能です。ただし、体力回復可能ゲージが削れないというデメリットもあります。そしてタッグスロー、タッグクラッシュは、それぞれ特殊な攻撃に基づいた交代システムで、戦略性を大きく引き上げています。

新しいステージギミックとしてバルコニーブレイクが加わり、ステージ内での戦略にも影響を及ぼします。さらに、キャラクターのコスチュームが一種類に統一され、だれがどの色のコスチュームを選択しているかによって、戦略が変わることもあります。

家庭用版およびWii U版の特徴

家庭用版では、新たに「FIGHT LAB」と呼ばれるトレーニングモードが追加され、プレイヤーは近接格闘ロボット「コンボット」を育成する楽しみを得ることができます。また、任意のBGMに変更できる「Tekken Tunes」機能や、家庭用版特有の追加キャラクター、おまけモードも豊富に用意されています。

Wii U版では、任天堂とのコラボレーションにより、マリオシリーズのキャラクターやアイテムとのコラボが実現し、ユニークな「キノコバトル」モードが楽しめるなど、バラエティ豊かな遊び方ができます。

まとめ

『鉄拳タッグトーナメント2』は、懐かしいタッグバトル体験と新たなシステムを融合させ、プレイヤーに多様な戦略を提供する格闘ゲームです。多彩なキャラクターたちと新たな戦闘システムが織り成すバトルは、魅力的で奥深く、幅広い層のプレイヤーに楽しんでもらえる内容となっています。

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