鉢伏山 (富山県富山市)

鉢伏山

鉢伏山（はちふせやま）は、富山県富山市に位置する標高1782mの山です。なだらかな稜線が特徴で、山頂付近には風衝草原や湿地が広がっており、樹木が少ないため、非常に見晴らしが良いのが魅力です。

山名の由来

山名は、その山容が鉢を伏せたように見えることから名付けられました。この「鉢伏山」という名前は、日本各地で見られる一般的な名称です。

生態

山頂付近は、風衝草原の地形のため、ハクサンシャクナゲが自生しています。また、高層湿原となっており、ミヤマイヌノハナヒゲ、モウセンゴケ、ワタミズゴケなどが見られ、池溏が形成されています。この植生は、弥陀ヶ原の植生と一部共通しています。

登山

鉢伏山への登山道は、有峰林道小口川線のフロヤ谷への分岐道を進んだ場所にあります。登山口には数台分の駐車場が整備されています。この登山道は、1991年(平成3年)に開かれました。

登山情報

所在地: 富山県富山市
標高: 1782m
特徴: なだらかな稜線、風衝草原、高層湿原
主な植物: コバイケイソウ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマイヌノハナヒゲ、モウセンゴケ、ワタミズゴケ

参考文献

『富山県山名録』 桂書房
『富山の百山』 北日本新聞社

関連項目

富山市
有峰ダム

鉢伏山は、豊かな自然と素晴らしい眺望が楽しめる山です。登山初心者から経験者まで、多くの人に愛されています。ぜひ一度訪れてみてください。

もう一度検索