鎌田乃愛

鎌田 乃愛

概要

鎌田 乃愛（かまた のあ）は、2001年1月28日生まれ、東京都出身の元女子プロ野球選手です。秀明八千代高等学校を卒業後、プロの世界へ進み、主に内野手として活躍しました。血液型はA型です。

経歴

鎌田は、2018年6月に実施された3日間の入団テストに合格し、女子プロ野球の世界に足を踏み入れました。プロ入り当初は、将来有望な若手選手が集まるレイアに所属。2019年シーズン中の9月19日から10月6日にかけては、期間限定ながら愛知ディオーネへの移籍も経験しました。

特に印象的なのは2020年シーズンの活動形態です。この年はリーグ全体の選手数が減少した影響もあり、鎌田はレイアに籍を置きながらも、試合が開催される際には京都フローラの選手として実戦に臨むという変則的な形でプレーしました。このシーズンは全30試合に出場。開幕当初は打撃面でやや苦戦したものの、シーズンを通じて調子を上げ、最終的には打率.318という高い打撃成績を残しました。一方で、守備においては全選手の中で最多となる9つの失策を記録するなど、課題も浮き彫りとなりました。

女子プロ野球リーグには2020年シーズンをもって区切りをつけ、2021年3月28日に自身のソーシャルメディア（Twitter）を通じて退団を表明しました。その後、同年からは女子硬式野球クラブチームであるZENKO BEAMSに移籍し、選手として活動を続けています。

人物・プレースタイル

鎌田乃愛は、高い身体能力を持つ選手として知られています。50メートル走は7秒3、遠投は70メートルを記録するなど、俊足と強肩を兼ね備えていました。

打撃面においては、その才能が特に評価されています。特筆すべきは、日本人選手としては稀有な鋭いヘッドスピードと、非常に高いミート力を兼ね備えている点です。広角にボールを打ち分ける技術も持ち合わせており、これが彼女のバッティングの大きな魅力とされていました。高校時代の同級生には、同じく2019年にレイアに入団した三上実穂選手がいます。

記録

女子プロ野球における初出場および初打席は、2019年9月23日に行われた埼玉アストライア戦でした。この試合では6回裏に代打として登場しましたが、相手投手の泉由有樹から見逃し三振を喫しました。初安打は、その後の2019年9月30日の埼玉アストライア戦で記録されています。2回表の打席で、山口千沙季からセンター前へのタイムリーヒットを放ちました。

背番号

プロ入り後の背番号は、2019年から2020年まで「31」でした。女子プロ野球退団後のZENKO BEAMS移籍後は、「61」をつけてプレーしています。

外部リンク

鎌田乃愛 (@0128Noa6) - X（旧Twitter）
鎌田乃愛 (@noanoa0128) - Instagram

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