長友泰憲

長友泰憲：ラグビー人生と第二のキャリア

長友泰憲氏(1985年5月3日生まれ)は、日本のラグビー界に名を刻んだ元選手です。宮崎県児湯郡出身で、華麗なプレーでファンを魅了しました。現在は、ジャパンラグビーリーグワンの強豪チーム、東京サントリーサンゴリアスの普及兼イベントスタッフとして活躍しています。

ウィングとしての実績

177cm、84kgの恵まれた体格と驚異的な握力110kgを誇る長友氏は、ウィング(WTB)として活躍しました。日本代表として9キャップを獲得し、7人制日本代表にも選出されるなど、その実力は折り紙付きです。

彼のプレースタイルは、まさにダイナミックそのもの。特に、ゴールラインからゴールラインまで届くと言われるキック力は、チームにとって大きな武器でした。その正確性とパワーは、対戦相手を常に脅かし続けました。

ラグビーとの出会い

長友氏のラグビー人生は16歳から始まりました。最初の試合では、ルールを理解しないまま監督の指示で「ボールを持ったらとにかく走れ」と言われ、我も無く走り出した結果、タッチラインの外に出てしまったという、なんとも印象的なデビュー戦となりました。本人は、これこそが自身の「ベストプレー」だと語る、独特のエピソードです。

中央大学からサントリーサンゴリアスへ

2004年、宮崎県立高鍋高等学校卒業後、長友氏は中央大学に進学。名門ラグビー部で研鑽を積んだ後、2008年にサントリーサンゴリアスに入団しました。同年9月14日、ジャパンラグビートップリーグ第2節の九州電力キューデンヴォルテクス戦で公式戦初出場を果たしました。そして2010年5月1日、アジア5カ国対抗2010韓国戦で日本代表として初キャップを獲得。日本ラグビー界の頂点を目指し、活躍の場を広げて行きました。2019年にはサントリーサンゴリアスを退団しました。

ユニークな一面

「ニックー」「カミソリヤス」「ジャックナイフヤス」など、複数のニックネームを持つ長友氏。その愛称からも、彼の明るい人柄とチームメイトからの信頼感が伺えます。さらに、非常に脛が硬いという、意外な一面も。そして、京王堀之内にある「むさしの」というお店が行きつけとのことです。

第二の人生

現役引退後も、長友氏はラグビー界に貢献し続けています。現在は東京サントリーサンゴリアスの普及兼イベントスタッフとして、後進の育成やラグビーの普及活動に尽力しています。

長友泰憲氏のラグビー人生は、華々しい活躍とユニークなエピソードに満ち溢れています。彼の経験と人柄が、日本のラグビー界を更に盛り上げてくれることを期待しています。

もう一度検索