長島梢恵

長島梢恵：囲碁界に咲く一輪の花

長島梢恵（ながしま こずえ）は、1984年10月3日生まれ、東京都板橋区出身の囲碁女流棋士。日本棋院東京本院に所属し、現在は三段の段位を持つ。旧姓は向井。

囲碁一家に生まれて

長島は、囲碁一家である向井三姉妹の次女として生まれた。姉の三村芳織、妹の向井千瑛もプロ棋士であり、姉妹揃って囲碁の道に進むという珍しい経歴を持つ。入段は自身、千瑛、芳織の順だが、昇段は姉妹の中で一番遅い。

親族には、小林4姉弟（小林千寿、孝之準棋士、健二、覚）がいる。小林姉弟は、長島の母方の祖父と小林姉弟の父が兄弟という関係にあたる。また、義兄には三村智保（芳織の夫）、杉本明（千瑛の夫）がいる。

祖父の兄弟である小林四姉弟の父から囲碁を教えられ、姉と共に囲碁を始める。その後、本田幸子が主宰する本田会で腕を磨いた。

プロ棋士への道

1996年、板橋区立高島第七小学校6年生の時に、少年少女囲碁大会で3位に入賞。その後、日本棋院の院生となる。

2000年、棋士採用試験に挑むも、予選落ちという結果に終わる。同年の女流棋士採用試験でも、鈴木歩に次ぐ9位となり、入段を果たすことはできなかった。

しかし、2001年の女流棋士採用試験で潘坤鈺と並び1位タイとなり、悲願の入段を果たす。

棋士としての活躍

2008年、NHK囲碁の時間の聞き役を務める。

2009年8月22日に結婚。9月2日には、姉の芳織と同日に、棋士名を向井姓から現姓の長島に変更した。

2010年2月14日、長女の千紘（ちひろ）を出産。千紘は現在、舞台俳優として活動している。

2011年12月23日、勝星対象棋戦通算30勝を達成し、二段に昇段。

2013年5月10日には、長男を出産。

2015年度から、NHK杯テレビ囲碁トーナメントの司会を務める。通常、司会は2-3年のスパンで交代することが多いが、長島は2018年度まで4年間にわたって司会を務めた。

昇段と良績

2002年：初段
2011年12月23日：二段（対象棋戦30勝）
2019年9月20日：三段（対象棋戦40勝）

外部リンク

日本棋院 長島梢恵紹介
向井3姉妹のGO！GO！Diary
長島梢恵 (@nagashima_kozue) - X（旧Twitter）
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長島梢恵は、囲碁棋士としてだけでなく、母親として、またテレビ番組の司会者としても活躍する、多才な女性である。今後の活躍にも期待したい。

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