長崎県道33号長崎多良見線

長崎県道33号長崎多良見線

長崎県道33号長崎多良見線は、長崎県長崎市赤迫を起点とし、諫早市多良見町に至る主要地方道です。長崎市北西部から長与町を経由して諫早市へと至り、地域間の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、長崎市赤迫3丁目の道の尾交差点（国道206号交点）を起点とし、諫早市多良見町舟津の国道207号交点を終点としています。総延長は約13.5kmです。路線の大部分はJR九州長崎本線（長与経由）と並走しており、鉄道と道路が連携して地域の交通を支えている様子がうかがえます。また、国道207号は一部区間で道幅が狭く、すれ違いが困難な箇所がありますが、長崎多良見線はそのバイパスとしての機能も果たしています。

歴史

長崎多良見線は、1993年（平成5年）5月11日に建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道に指定されました。これにより、広域的な幹線道路網の一部として位置づけられ、道路の整備や管理が重点的に行われるようになりました。

路線状況

重複区間

長崎県道33号線は、西彼杵郡長与町内で長崎県道45号東長崎長与線と重複する区間があります。具体的には、長与町吉無田郷から長与町三根郷にかけての区間が重複しており、この区間では2つの県道が一体となって機能しています。

道路施設

長崎県道33号線には、以下の主要な道路施設があります。

橋梁：道の尾橋（大井手川、長崎市）、高田橋（高田川、西彼杵郡長与町）、下千切橋・千切橋（長与川、西彼杵郡長与町）などが、河川を安全に渡るために重要な役割を果たしています。
トンネル：松の頭トンネル（延長200m、1993年竣工、西彼杵郡長与町 - 諫早市）は、山地を通過する区間において、円滑な交通を確保するために建設されました。

地理

通過する自治体

長崎県道33号長崎多良見線は、以下の自治体を通過します。

1. 長崎市
2. 西彼杵郡長与町
3. 諫早市

沿線情報

長崎県道33号線沿線には、JR九州長崎本線（旧線）の駅（高田駅、長与駅、本川内駅）をはじめ、長与町立高田小学校、長与町立長与南小学校、長崎県立長崎北陽台高等学校、長与町立洗切小学校、諫早市立伊木力小学校（終点付近）などの公共施設や教育機関が立地しています。

備考

長崎県道33号長崎多良見線は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても重要な交通路です。沿線には自然豊かな風景が広がり、ドライブやツーリングにも適しています。

関連項目

* 長崎県の県道一覧

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