長江翔太

長江 翔太の野球キャリア

長江翔太（ながえ しょうた）は1991年10月8日生まれの元プロ野球選手で、ポジションは投手と外野手を務めていました。大阪府大阪市出身の彼は、右投左打のスタイルで知られています。プロ入り後は育成選手として活動し、現在は読売ジャイアンツの台湾スカウトとして新たな役割を担っています。

経歴

プロ入り前

長江は金光大阪高校に在学中、当初は三塁手を務め、第81回選抜高等学校野球大会にスタメンで出場しました。この試合では二塁打を2本記録し、3打点を挙げる活躍を見せましたが、残念ながらチームは初戦で敗退しました。高校3年時には投手に転向したものの、甲子園には出場できず、チームメイトの中には陽川尚将選手がいました。

大学は大阪経済大学に進学し、入学2年目の春にはリーグ最多となる5勝を挙げ、新人賞を受賞する活躍を見せましたが、怪我の影響でその後の成績は振るわず、最終的にはわずか1勝にとどまりました。4年生の秋には広島東洋カープや読売ジャイアンツの入団テストを受けるため、チームを退部しました。広島のテストでは最速146km/hを投げましたが、結果は不合格でした。

2013年9月22日、長江は読売ジャイアンツの入団テストを受験し、合格を果たしました。その結果、同年の育成ドラフト会議では、投手として巨人から2巡目指名を受けることになります。ただし、ドラフト時に退部手続きの確認が間に合わず、交渉権は一時的に保留されることになりましたが、翌日に確認が取れたため、無事に巨人へ入団しました。背番号は009番です。

プロ入り後

プロ入りの2014年、長江はイースタン・リーグの公式戦での出場機会が無かったものの、パワーを評価されて9月7日から外野手に転向しました。2015年には外野手としてイースタン・リーグ公式戦に出場し、打率.300（10打数3安打）を記録しましたが、2016年には再び公式戦への出場機会が無く、10月に戦力外通告を受けました。その後、同年10月31日には自由契約選手として公示されました。

退団後、長江は他球団でのプレーを望み、2016年11月に甲子園球場で行われた合同トライアウトに参加。翌年1月11日には富山GRNサンダーバーズに外野手として加入することが発表されました。

2018年には台湾の社会人野球チームである台湾人寿成棒隊に投手として入団し、翌年までプレーを続けました。

現役引退後

2020年1月、長江は古巣・富山GRNサンダーバーズの野手コーチに就任しました。その後、千葉ロッテマリーンズとの契約を結び、チェン・ウェイン選手の通訳を務めることになりましたが、同年の10月に富山から退団したことが発表されました。2021年からは読売ジャイアンツの台湾スカウトとして新たなキャリアをスタートさせています。

詳細情報

• - 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 009（2014年 - 2016年）、55（2017年）、37（2020年 - 同年10月3日）

彼のキャリアは、逆境を乗り越え、新たな道を切り開く姿勢が伺えます。長江は野球界での経験を生かし、今後もスポーツ界に貢献していくことでしょう。

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