長田本線料金所

長田本線料金所

長田本線料金所（ながたほんせんりょうきんじょ）は、大阪府東大阪市内に所在する阪神高速道路13号東大阪線上に設けられた料金収受施設です。この料金所は、阪神高速を利用して東大阪方面から大阪市内方面へと向かう西行きの車線にのみ設置されており、逆方向となる東行き車線には存在しない点が特徴となっています。また、この料金所には長田出入口が隣接して整備されており、本線からの流出入路と料金所施設が近接した構造となっています。

施設構造

大阪市内方面へ向かう車両が通行料金を支払うために設けられた長田本線料金所には、合計で7つのブースが設置されています。これらのブースは、主に利用する支払い方法に応じて区分されています。

ETC専用ブース: 4つ
自動料金収受システム（ETC）を利用する車両のためのブースです。交通状況の変動や特定の時間帯においては、これらのETC専用ブースの一部がETCと一般車両のどちらも利用できる混在レーンとして運用されることがあります。
一般ブース: 3つ
現金や回数券などで通行料金を支払う車両のためのブースです。

合計7車線という比較的多くのブース数を設けることで、交通量の多い時間帯においても円滑な料金収受を目指し、渋滞の緩和に寄与しています。

歴史

長田本線料金所の歴史は、1983年（昭和58年）12月7日にまで遡ります。この日付は、阪神高速13号東大阪線のうち、長田インターチェンジと東大阪ジャンクションの間の区間が開通した日であり、料金所はこの区間の開通と同時に運用を開始しました。

開業当初の詳しい形態については資料が限られますが、1980年代後半に入ると、長田入口料金所が別の場所へ移設されたことに伴い、長田本線料金所は本線上に位置する料金所として単独で機能するようになりました。その後、1997年（平成9年）4月1日には、料金所の機能を強化・拡充するための大規模な工事が行われました。この工事では、かつての長田入口料金所の一部機能と、本線上の料金所とが一体化され、現在の7車線を持つ大規模な本線料金所として再構築されました。この拡幅・統合によって処理能力が向上し、増加する交通需要に対応できる体制が整えられました。

隣接施設

阪神高速13号東大阪線上での長田本線料金所の位置を把握する上で、近隣の施設との関係が重要です。この料金所は西行き車線（大阪市内方面）に設置されているため、進行方向に従うと、その手前（東側）には(13-05)東大阪ジャンクションおよび(13-06)東大阪荒本出入口があります。また、料金所を通過した先（西側）には、本線料金所が併設されている(13-04)長田出入口と、そのさらに西にある(13-03)高井田出入口が続きます。長田本線料金所は、名称の通り長田出入口に隣接して設けられており、本線を走行する車両が料金を支払う主要なポイントとなっています。

関連事項

長田本線料金所は、日本の高速道路ネットワークにおける料金収受施設の一つであり、「日本のインターチェンジ一覧」や「本線料金所」といった項目に関連付けられる施設です。阪神高速道路株式会社によって管理・運営されており、同社の公式ウェブサイト等で詳細な情報や最新の交通状況を確認することができます。

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