長谷川優貴

長谷川優貴のプロフィールと棋歴

長谷川優貴（はせがわ ゆうき）は、1995年9月13日生まれの女流棋士で、日本将棋連盟（関西本部）に所属しています。兵庫県明石市出身で、女流棋士番号は44です。彼女は野田敬三七段の門下生であり、兵庫県立明石城西高等学校を卒業しました。

女流棋士になるまでの道のり

長谷川の将棋のルーツは、彼女の師匠である野田敬三との関係にあります。実は、その二人は親族で、祖母が野田の将棋教室で将棋を学び、長谷川が小学4年生の頃に指導を受けました。彼女自身も「野田将棋教室」に通い始め、プロ入り後もその教室に頻繁に顔を出すなど、師匠との結びつきを大切にしています。

さらに、小学6年生からは井上慶太が主宰する「加古川将棋倶楽部」に通い始め、アマチュアとしての実力を磨きました。アマ5級からスタートし、2年近い努力の末にアマ三段に到達。2010年3月には日本将棋連盟の関西研修会へ入会しました。

女流棋士としての活躍

長谷川は、女流棋士として2011年10月1日にプロ入りを果たしました。彼女の初対局は10月29日で、持将棋となったことが特筆されます。この対局は男女を問わず初のプロ初対局における持将棋でした。その後、指し直しで勝利し、女流初段に飛び級で昇段しました。これこそ、長谷川の将棋界における快進撃の始まりでした。

プロ入りから4か月目には、女流二段への昇段を決め、タイトル挑戦も実現。特に第5期マイナビ女子オープンは、彼女の名を一躍有名にする機会となりましたが、初タイトル獲得は惜しくも果たせませんでした。女流棋士となってからの成績は素晴らしく、短期間にタイトル挑戦を果たしたスピード昇段は大きな話題を呼びました。

棋風と人物

長谷川の棋風は攻撃的であり、相振り飛車や中飛車を得意としています。彼女は受けに対してやや苦手意識があるものの、柔軟に戦法を変えることができるのが特徴です。目標とする棋士は、終盤力が優れている里見香奈です。女流棋士を志すきっかけは、将棋イベントでの里見の姿を見たことから始まっています。

また、彼女は同い年の北村桂香とライバル関係にあり、普段は良好な関係を築いています。長谷川は入学した高等学校に将棋部がなかったため、教諭の協力を得て将棋同好会を立ち上げました。

私生活と結婚

長谷川は2019年12月22日に囲碁棋士の谷口徹四段と結婚しましたが、活動名は変更していません。彼女のプライベートにおいても、棋士仲間との交流が色々と見られ、同郷の棋士からも祝福を受けています。

結論

長谷川優貴は、将棋界においてその鋭い棋力と豊かな人間関係で目立つ存在です。彼女の将来に期待が寄せられ、今後の活躍に目が離せません。

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