北村桂香

北村 桂香 - 女流棋士の歩み

プロフィール

北村桂香（きたむら けいか）は、日本将棋連盟関西本部に所属する女流棋士です。生まれは1995年11月14日、京都府宇治市で、女流棋士番号は46です。彼女は小林健二九段に師事し、将棋棋士の出口若武と結婚しています。立命館大学産業社会学部を卒業しています。

将棋との出会い

将棋好きな父の影響で、桂馬と香車から名付けられました。小学校1年生の時に父から将棋を教わり、その後も将棋への情熱を育んできました。高校では、2011年8月の第47回全国高等学校将棋選手権大会で女子個人優勝を果たし、その後も数々の大会で素晴らしい結果を残しました。

女流棋士への道

2011年に関西研修会に入会し、2012年には女流3級の資格を取得しました。その後も着実に成績を積み重ね、2013年には女流2級に昇級し、2014年には女流1級となりました。そして、2015年に女流初段に昇段しました。これらの昇級は、公式戦での成績を基にしており、彼女の努力と才能が証明されています。

タイトル挑戦への道

女流王将戦では、2015年に準決勝まで進出し、その後の決勝戦では里見香奈に敗れてしまいましたが、その活躍から将来への期待が寄せられています。さらに、2024年の第17期マイナビ女子オープンでは準決勝まで進出し、再びタイトル挑戦のチャンスが訪れましたが、ここでも他の有力な棋士との競争に敗れています。

棋風とスタイル

北村は振り飛車党であり、得意な戦法として三間飛車を用いています。公式戦では四間飛車や角交換振り飛車など、様々なスタイルを用いて勝負に挑みます。また、2024年3月には居飛車を指すようになり、それに挑戦する姿勢を見せています。

学業と私生活

立命館宇治高等学校を経て立命館大学を卒業し、学問にも励みました。2021年に将棋棋士の出口若武と結婚し、女流棋士としての活動を続けています。趣味にはカラオケがあり、将棋以外でも多方面での活動を楽しんでいます。

アマチュア時代の成績

北村はアマチュア棋士としても数多くの大会で好成績を収めました。2007年には小学生女流将棋名人戦に出場し準優勝、2009年には女子アマ王位戦で優勝を果たし、全国大会でも入賞を果たしました。特に、全国高等学校将棋選手権大会での優勝は彼女のキャリアにおいて大きな一歩となりました。

昇級・昇段の記録

• - 2011年07月10日: 関西研修会D2入会
• - 2013年04月01日: 女流3級
• - 2013年06月24日: 女流2級
• - 2014年04月01日: 女流1級
• - 2015年06月26日: 女流初段
• - 2023年01月18日: 女流二段

将棋の才能と努力を重ねてきた北村桂香は、今後もさらなる成長と活躍が期待される女流棋士です。

もう一度検索