長谷川元氣

長谷川 元氣

長谷川 元氣（はせがわ げんき）氏は、1988年1月5日に京都府京都市で生まれた日本のラグビー選手です。身長178cm、体重85kgという体格を持ち、主にウィング（WTB）としてフィールドを駆け巡りました。チーム内やサポーターからは、「げんき」や「はせやん」といった親しみを込めたニックネームで呼ばれています。

経歴

長谷川氏とラグビーとの出会いは、中学時代にまで遡ります。この頃に競技を始めた彼は、ラグビーへの情熱を育み、学生生活を通じてさらにその腕を磨いていきました。

学生時代

高校は、多くの優れたラグビー選手を輩出してきた京都市立伏見工業高等学校で過ごしました。ラグビー部の活動に打ち込み、選手としての基礎を築き上げました。2006年に伏見工業高校を卒業後、彼は神奈川県にある関東学院大学に進学し、引き続きラグビー部に所属しました。大学時代のチームメイトには、後にトップリーグなどで活躍する安藤泰洋、木村恵輔、中村彰、細川諭、三谷竜生、三輪忠寛といった面々がおり、彼らと共にレベルの高い環境で技術と精神を鍛えました。学生ラグビーの舞台で経験を積んだことは、その後のキャリアにとって大きな糧となりました。

プロキャリア

関東学院大学での学びを終え、2010年に卒業した長谷川氏は、ジャパンラグビートップリーグに参戦していたリコーブラックラムズ（現在のリコーブラックラムズ東京）に入団し、プロラグビー選手としての第一歩を踏み出しました。念願のトップリーグチームへの加入を果たし、プロの厳しい世界で戦うことになります。

リコーブラックラムズの一員として迎えた最初のシーズン、彼はプロ公式戦デビューを果たします。それは、2010年12月11日に行われたジャパンラグビートップリーグ2010-2011シーズンの第10節、クボタスピアーズ（現在のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ）との試合でした。この記念すべき試合で、長谷川氏は先発メンバーとして出場機会を得て、トップレベルの舞台に立ちました。

チームでの活動を続ける中で、長谷川氏はさらに選手として成長するため、海外での経験も積みました。2014年には、ラグビーが盛んな国として知られるニュージーランドへ研修に赴き、異国の環境で自身のスキルやラグビー観を深める貴重な機会を得ました。

リコーブラックラムズには、2010年の入団から2020年まで、およそ10シーズンにわたり所属しました。その間、ウィングとしてチームに貢献し、トップリーグの舞台で多くの試合を経験しました。2020年にリコーブラックラムズを退団し、選手としてのキャリアに一つの区切りをつけました。長谷川元氣氏は、少年時代から培ってきたラグビーへの情熱を胸に、日本のトップリーグで活躍した選手の一人として、その足跡を刻んでいます。

もう一度検索