木村恵輔

木村 恵輔（きむら けいすけ）

木村 恵輔（1987年12月25日生まれ）は、群馬県出身の元ラグビーユニオン選手です。主にスタンドオフ（SO）およびセンター（CTB）のポジションを務め、そのキャリアを通じて日本のトップリーグでもプレーしました。

選手としての歩み

木村氏がラグビーと出会ったのは4歳の時でした。幼くして楕円球に触れ、ラグビーの基礎を培っていきました。群馬県内の学校を経て、高校は東京農業大学第二高等学校に進学。ここで選手としての技術をさらに磨き上げ、2006年に高校を卒業しました。

高校卒業後、ラグビーの強豪校として知られる関東学院大学へ進学。大学ラグビーの厳しい環境の中で、自身のポジションであるスタンドオフやセンターとしての能力を高めました。在学中には関東代表に選出されるなど、その実力は広く認められるところとなりました。2010年に大学を卒業するまでの4年間、選手として大きく成長を遂げました。

トップリーグでのキャリア

大学を卒業した2010年、木村氏は当時のジャパンラグビー トップリーグに所属していた三洋電機ワイルドナイツ（現在のパナソニック ワイルドナイツ）に加入しました。国内最高峰のリーグであるトップリーグでの挑戦が始まりました。

加入後、チーム内での厳しい競争の中で経験を積み、2013年8月31日に行われたジャパンラグビー トップリーグ2013-2014シーズンの第1節、近鉄ライナーズとの試合において、途中出場ながら公式戦デビューを果たしました。この試合は、彼にとってプロキャリアにおける重要な一歩となりました。

スタンドオフとしてゲームメイクを担い、またセンターとしてラインブレイクや防御の中心となる役割をこなせる選手として、チームに貢献しました。身長182cm、体重85kgという体格は、ポジション特性を活かす上でも有利に働いたと言えるでしょう。

三洋電機ワイルドナイツがパナソニック ワイルドナイツと名称を変更した後も同チームに所属し、トップリーグの舞台でプレーを続けましたが、2016年にチームを退団しました。

関連人物

関東学院大学ラグビー部時代の同期には、安藤泰洋、中村彰、長谷川元氣、細川諭、三谷竜生（後に競輪選手）、三輪忠寛、村下雅章といった、後に様々な分野で活躍する人物がいました。

木村恵輔氏は、幼少期からラグビーに情熱を注ぎ、大学、そしてトップリーグという高いレベルで挑戦を続けた選手であり、そのキャリアは多くのラグビーファンに記憶されています。

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