長野公園

大阪府営長野公園

長野公園は、大阪府河内長野市に位置する広大な大阪府営都市公園です。奥河内さくら公園、奥河内あじさい公園、奥河内楠公の里、奥河内もみじ公園、奥河内天野キャンプの森の5つの地区で構成され、総面積は46.3ヘクタールに及びます。各地区はそれぞれ独自の特色を持ち、四季折々の自然美を満喫できるのが魅力です。

各地区の紹介

奥河内さくら公園（長野地区）

長野公園の中心となる地区で、桜の名所として知られています。特にソメイヨシノやシダレザクラの夜桜は圧巻です。かつて遊園地だった頃の面影を残す回廊風展望休憩所からは、河内長野市街を一望できます。レンタサイクルやバーベキュー広場もあり、家族連れにも人気です。

奥河内あじさい公園（河合寺地区）

南河内地域を代表する紫陽花の名所です。5000本もの紫陽花が咲き誇る様子は圧巻です。公園内には河合寺がありますが、一般には開放されていません。展望台からは美しい景色を眺めることができます。

奥河内楠公の里（観心寺・丸山地区）

観心寺の周辺に広がる地区で、ハイキングコースとして親しまれています。円形の展望台からは、周辺の自然を一望できます。

奥河内もみじ公園（延命寺地区）

南河内地域有数の紅葉の名所として知られています。樹齢1000年を超える「夕照の楓」は大阪府の天然記念物に指定されています。延命寺の周辺には蓮池や睡蓮池もあり、四季折々の花々を楽しめます。

奥河内天野キャンプの森（天野山地区）

天野山に沿って広がる森林を生かしたキャンプ場です。2つのキャンプサイトがあり、自然の中でアウトドアを満喫できます。天野山展望休憩所からは、天野山などの山々を一望できます。隣接する天野山金剛寺やすだれ資料館も訪れたいスポットです。

歴史

長野公園のルーツは、1908年に大阪高野鉄道（現在の南海高野線）が開設した長野遊園に遡ります。当時は遊園地として賑わい、観覧車なども存在しました。1951年（延命寺地区のみ1957年）に大阪府営の長野公園として再出発し、現在に至ります。

アクセス

各地区へのアクセスは以下の通りです。

奥河内さくら公園：南海高野線・近鉄長野線 河内長野駅東口から南東へ約300m
奥河内あじさい公園：南海高野線・近鉄長野線 河内長野駅東口から南東へ約1km
奥河内楠公の里：南海高野線・近鉄長野線 河内長野駅から南海バスで観心寺バス停下車
奥河内もみじ公園：南海高野線 三日市町駅から南東へ約2.4km、または南海高野線 美加の台駅から南海バスで神ヶ丘口バス停下車後、東へ約800m
奥河内天野キャンプの森：南海高野線・近鉄長野線 河内長野駅から南海バスで天野山バス停下車

まとめ

長野公園は、豊かな自然と歴史が調和した魅力的な公園です。四季折々の美しい景色を楽しめるだけでなく、ハイキングやキャンプなどのアクティビティも楽しめます。河内長野市を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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