長野地方卸売市場

長野地方卸売市場

長野地方卸売市場は、長野県長野市市場に所在する地方卸売市場です。株式会社長野地方卸売市場が開設・管理を行い、長野卸売市場協同組合が事業推進を担っています。青果物や水産物をはじめ、食肉、花卉など、幅広い商品を取り扱う、国内でも有数の規模を誇る民設民営の卸売市場です。

概要

市場の前身は、1965年（昭和40年）に長野市若里に開設された青果水産物市場でした。市街地の拡大に伴い、1970年（昭和45年）頃から市場の移転が検討されるようになりました。当初は公設卸売市場「長野市中央卸売[[市場]]」としての設立が計画されましたが、関係機関との協議の結果、1983年（昭和58年）には民設民営方式での運営が決定しました。

市場団地は、千曲川と犀川の合流地点に位置する約20ヘクタールの三角形の土地に広がっており、79社もの事業者が入居しています。1996年（平成8年）には、市場団地の西側を流れる犀川に五輪大橋有料道路が開通し、長野環状道路を通じて各方面へのアクセスが向上しました。これにより、長野県北信地方や新潟県上越地方を含む約100万人の食生活を支える重要な拠点としての役割を担っています。

施設概要

• - 敷地面積: 202,000平方メートル
• - 建物面積: 61,100平方メートル
• - 市場利用区域: 長野県（長野市、千曲市、須坂市、中野市、飯山市、上水内郡、下水内郡、上高井郡、下高井郡、埴科郡）、新潟県の一部
• - 商圏人口: 約100万人
• - 取扱高: 197,470トン / 66,636,640円（平成30年度）

沿革

• - 1963年（昭和38年）9月18日: 長野中央市場協同組合が設立。
• - 1965年（昭和40年）: 前身となる青果水産物市場団地が長野市若里に完成。
• - 1986年（昭和61年）5月1日: 株式会社長野地方卸売市場が設立。新市場の造成工事が開始。
• - 1987年（昭和62年）3月17日: 長野卸売市場協同組合が設立。
• - 1988年（昭和63年）4月11日: 現在の所在地である真島町川合に長野地方卸売市場が開設。
• - 1988年（昭和63年）4月25日: 所在地の町名整理が行われ、真島町川合と若穂牛島の一部を分割し、市場が発足。
• - 2020年（令和2年）3月31日: 長野中央市場協同組合が解散。
• - 2020年（令和2年）4月1日: 本社所在地を移転。

周辺施設

• - 五輪大橋有料道路料金所・IC
• - 長野市長野臨時ヘリポート
• - ホワイトリング

外部リンク

長野地方卸売市場


長野地方卸売市場は、地域の食を支える重要なインフラとして、日々活気に満ちた取引が行われています。

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