長野市青少年錬成センター

長野市青少年錬成センターについて

長野市青少年錬成センターは、長野県長野市に位置する青少年教育のためのキャンプ施設です。この施設は、青少年の健全な育成を目的とし、自然体験活動や団体生活を通じて、心身ともに成長できる場を提供しています。本稿では、長野市青少年錬成センターに加え、分館である長野市青少年錬成センター分館、そして過去に存在した長野市青少年山の家についても詳しく解説します。

概要

長野市における青少年教育施設は、1969年から1980年にかけて青少年山の家が複数開設されたことに始まります。その後、1987年に長野市青少年錬成センターが、2001年には長野市青少年錬成センター分館がそれぞれ開設されました。これらの施設は、青少年が自然の中で学び、成長するための重要な役割を担ってきました。

目的

各施設には、それぞれ異なる目的があります。

青少年山の家: 主に小中学生を対象とし、自然の中での団体生活を通じて協調性や自立心を養うことを目的としていました。
青少年錬成センター: 青少年を主な対象とし、心身ともに健全な青少年を育成することを目的としています。

施設概要

長野市青少年錬成センター

長野市青少年錬成センターは、宿泊棟（新館・旧館）、体育館、管理棟、工作棟といった建物から構成されています。屋外には、アスレチック、キャンプ場、グラウンド、遊具などの施設があり、自然の中で様々な活動ができます。1987年に開設され、小田切の豊かな自然に囲まれているのが特徴です。また、2012年1月からは、2007年12月に閉館した大峰城チョウと自然の博物館の展示品であった蝶の標本が保管されています。

長野市青少年錬成センター分館

長野市青少年錬成センター分館は、廃校となった建物を活用した宿泊施設です。2001年に開設され、1977年に竣工した元小田切小中学校の校舎を利用しています。この施設は、かつての学び舎の面影を残しつつ、青少年が快適に過ごせるように整備されています。

廃止された施設

かつて存在した長野市青少年山の家は、6つの施設がありました。これらの施設は、宿泊可能な自炊設備を備えていましたが、老朽化や利用者の減少により、2023年現在、すべて廃止または用途転換されています。これらの施設の役割は、現在の青少年錬成センターと分館が引き継いでいます。以下は、廃止された主な施設です。

浅川青少年山の家: 1980年竣工の木造2階建てで、2004年に廃止されました。
小山田池青少年山の家: 1969年竣工の木造平屋建てで、2004年に廃止されました。
地蔵峠青少年山の家: 1969年竣工の木造平屋建てで、2000年に廃止されました。幾度か土砂崩れの対策が施されていました。
菅平青少年山の家: 1972年竣工の建物で、1993年から2000年の間に廃止されました。
陣場平青少年山の家: 1969年竣工の木造建造物で、減築され、現在は陣場平山の家として使用されています。普段は施錠されており、外に簡易トイレが設置されています。
富士の塔青少年山の家: 1973年竣工の木造平屋建てで、2000年に廃止されました。

沿革

1969年9月6日: 陣場平・地蔵峠・小山田池青少年山の家が開設されました。
1972年12月23日: 菅平青少年山の家が開設されました。
1973年6月: 富士の塔青少年山の家が開設されました。
1980年4月1日: 浅川青少年山の家が開設されました。
1987年: 長野市青少年錬成センターが開設されました。
2000年: 年度末までに地蔵峠・富士の塔青少年山の家が閉鎖されました。
2001年: 長野市青少年錬成センター分館が開設されました。
2004年: 年度末までに浅川・小山田池青少年山の家が閉鎖されました。

関連事項

少年自然の家
廃校

外部リンク

長野市青少年錬成センター
青少年錬成センター - 長野市公式ホームページ
* 長野市青少年錬成センターの設置及び管理に関する条例

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