長野県庁舎

長野県庁舎について

長野県庁舎は長野県の政治を担う重要な施設で、長野市南長野に位置しています。この庁舎は、長野県庁と長野県警察本部、さらには長野県議会の議事棟からなります。長野県の行政機関が集まるこの場所は、県民にとっても重要な意味を持っています。

歴史

長野県は1871年（明治4年）に設立され、最初は長野村の西方寺に仮庁舎が置かれていました。1874年には旧庁舎が完成しましたが、1908年には宿直室からの火災により全焼してしまいました。その後、1909年に現在の地で新しい庁舎の建設が始まり、1913年に竣工しました。

1948年には別館からの出火があり、再度火災の被害を受けましたが、1950年代には新たな棟が次々と完成しました。特に、1967年には現庁舎が竣工され、2月20日から業務が開始されています。この庁舎は地上10階、地下1階の構造を持ち、高さ46.5メートルに達しています。

現庁舎

現庁舎は本館棟、西庁舎、議会棟、議会増築棟から成り立っており、それぞれの棟には行政や議会に必要な機能が分かれています。庁舎の設計は、機能性と美観の両立を目指したもので、県のシンボルともなっています。また、総工費はおよそ26億円に及ぶ豪華さを誇っています。

交通アクセス

長野県庁舎へのアクセスは、公共交通機関と自動車の両方から可能です。JR長野駅からは徒歩約15分で到着し、周辺には上信越自動車道が通っています。

長野ICからは車で約20分、須坂長野東ICからは約25分の距離に位置していることから、利便性も考慮されています。

旧庁舎の歴史

長野県庁跡地には、1874年に建設された旧々庁舎がありましたが、こちらも1908年に全焼しました。焼け残った書籍庫は国の登録有形文化財に指定されています。また、旧庁舎も1913年に完成しましたが、1948年に再び火災が起き、一部が飯綱高原に移築されました。これらの建物は歴史的価値を持ち、現在でも地域に根付いた文化財として重視されています。

長野県庁舎は、長い歴史を経て現在の形になり、県民の声を反映しながら地域を支える役割を果たしています。古い建物と新しい機能が融合したこの庁舎は、今後も長野県の政治・行政の中心として重要な存在であり続けるでしょう。

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