長野県道339号新田坂城停車場線

長野県道339号新田坂城停車場線について

長野県道339号新田坂城停車場線は、長野県千曲市と埴科郡坂城町を結ぶ、地域にとって重要な一般県道です。この路線は、千曲川の左岸地域と坂城町の中心部を結び、地域住民の生活や経済活動を支える役割を担っています。

概要

この県道は、千曲市の上山田地区を起点とし、坂城町の坂城駅を終点としています。路線は千曲川を横断し、その過程で特徴的な構造物や、他の主要道路との交差点を含んでいます。

路線データ

起点: 千曲市大字上山田字東組（力石北入口交差点、長野県道77号長野上田線交点）
終点: しなの鉄道坂城駅

主な構造物

笄橋（こうがいばし）

千曲川に架かるこの橋は、全長230.7m、幅員4.5mの橋梁です。特筆すべきはその構造で、両端が直接堤防に接続せず、一度堤防内に下りてから川を渡るという、特異な構造をしています。このため、橋に到達するまでに千曲市側で6回、坂城町側で2回屈折します。この独特なルートは、千曲川の水位上昇による通行止め規制の原因ともなっています。

この場所はかつて「笄の渡し」があったとされ、橋の形状が横から見ると台形に見えることから、笄に似せたとされる逸話も存在します。以前の橋は川に沈むことが多かったため、「もぐりの橋」とも呼ばれていました。

大橋（おおはし）

坂城町の中心部を流れる日名川に架かる橋梁です。全長10.5m、幅員5.5mで、長野県道160号上室賀坂城停車場線の坂城大橋とは別の橋です。

沿革

2012年9月6日、長野県道77号長野上田線の旧道区間が区域から外れ、新たに力石北入口交差点から力石交差点間が路線に組み込まれました。これにより、路線の起点が変更されました。

通過する自治体

長野県
千曲市
埴科郡坂城町

重複区間

国道18号（苅屋原交差点から坂城町坂城付近）

異常気象時通行規制区間

坂城町坂城苅屋原（笄橋）
通行止め条件：千曲川の水位が生田観測所で1.9mを超えた場合

交差・接続する道路

力石北入口交差点（起点）：長野県道77号長野上田線
笄橋西詰：長野県道462号上田千曲長野自転車道線
苅屋原交差点：国道18号（重複区間開始）
（坂城町坂城付近）：国道18号（重複区間終了）
坂城駅（終点）：長野県道160号上室賀坂城停車場線

周辺施設

坂城郵便局
坂木宿ふるさと歴史館
坂城駅

関連項目

* 長野県の県道一覧

長野県道339号新田坂城停車場線は、地域住民の生活と密接に結びついた、重要な道路であることがわかります。特に、笄橋の独特な構造と、それに伴う通行規制は、この路線を語る上で欠かせない特徴です。

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