長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線

長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線について

長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線は、長野県飯田市を起点とし、静岡県浜松市天竜区に至る一般県道です。この路線は、長野県と静岡県を跨ぐ形で存在しますが、その道路状況や管理体制には特異な点が多く見られます。

概要

この県道は、長野県側の区間が旧兵越林道に相当し、静岡県側の区間は道路区域が指定されていないという特徴があります。このため、県道としての整備状況や地図上での扱いにもばらつきがあります。

路線データ

起点: 長野県飯田市南信濃八重河内（国道152号交点）
終点: 静岡県浜松市天竜区水窪町（国道474号交点）

沿革

1995年（平成7年）12月1日：県道として路線認定。当初の起点は長野県下伊那郡南信濃村、終点は静岡県磐田郡水窪町でした。
2007年（平成19年）4月1日：市町村合併に伴い、起点が長野県飯田市南信濃、終点が静岡県浜松市天竜区水窪町に変更されました。

通過する自治体

長野県飯田市
静岡県浜松市（天竜区）

接続路線

国道152号（秋葉街道）（起点：長野県飯田市南信濃八重河内）
浜松市道水窪白倉川線（長野県・静岡県境）：この区間は道路区域が未定です。
三遠南信自動車道（国道474号）（終点：静岡県浜松市天竜区水窪町）

詳細

長野県側の区間は、かつての兵越林道として利用されていた道が県道として認定されています。しかし、静岡県側の区間は道路区域が未定となっており、県道としての実態が曖昧な部分があります。このため、長野県内の区間は道路としての整備が進められている一方、静岡県内では道路としての具体的な管理が行われていない状況です。

また、ゼンリンデータコム提供の電子地図では、長野県内の区間が県道として記載されていないという特殊な状況も存在します。これは、道路区域が決定しているにもかかわらず、地図データに反映されていないという、稀なケースです。

この道路は、地域住民にとっては重要な生活道路である一方、県道としての整備や管理には課題が残されていると言えるでしょう。特に、静岡県側の未整備区間は、今後の道路計画や管理体制において、重要な検討課題となるでしょう。

結論

長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線は、県境を跨ぐ特殊な県道として、その存在が注目されます。長野県内と静岡県内とで道路状況や管理体制が異なる点、電子地図での未掲載区間がある点など、特異な状況を抱えています。今後の整備状況や地図データの更新が待たれる路線です。

関連項目

長野県の県道一覧
* 静岡県の県道一覧

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