長野県道414号中野飯山線

長野県道414号中野飯山線

長野県道414号中野飯山線は、長野県中野市と飯山市という北信地域の二つの都市を繋ぐ、重要な役割を担う一般県道です。この路線は、中野市新井を起点とし、飯山市木島を終点としています。

概要

この県道は、中野市と飯山市の間の田園地帯を東西に横断するルートを形成しています。西側には国道292号や国道117号が並行して走っていますが、これらの幹線道路とは異なり、県道414号は東側の集落を縫うように進む点が特徴です。このため、地域住民にとっては生活道路として欠かせない存在となっています。

しかし、集落内を通る区間が多いため、道幅が狭く、車のすれ違いが難しい場所も少なくありません。この状況を改善するため、旧長野電鉄河東線（通称：木島線）の線路跡を一部活用し、赤岩バイパスと柳沢バイパスの建設が進められてきました。木島線は2002年に廃止されましたが、その代替バスである長電バス中野木島線は、現在もこの県道を経由して運行されています。

路線データ

起点: 中野市新井（新井大道下交差点＝国道292号交点）
終点: 飯山市木島（綱切橋東交差点＝長野県道38号飯山野沢温泉線交点）

主要構造物

笠原大橋

中野市笠原に位置する笠原大橋は、夜間瀬川に架かる全長169.5mの橋梁です。幅員は13.5mで、車道2車線と片側歩道が設けられています。この橋は、バイパス東笠原〜越工区（全長1,040m）の一部として2012年10月21日に供用が開始されました。笠原大橋を含むバイパスの開通により、県道414号の狭隘区間は大幅に解消され、柳沢地籍から田上地籍にかけての約3kmのみが残る状況となりました。

重複区間

長野県道355号壁田松崎線（中野市若宮付近・高社中学校東交差点間）

通過する自治体

中野市
飯山市

交差・接続する道路

新井大道下交差点（中野市新井＝起点）：国道292号（一本木バイパス）
（中野市若宮付近）：長野県道355号壁田松崎線（重複区間開始）
高社中学校東交差点（中野市金井）：長野県道355号壁田松崎線（重複区間終了）
赤岩交差点（中野市赤岩）：長野県道434号夜間瀬赤岩線
綱切橋東交差点（飯山市木島＝終点）：長野県道38号飯山野沢温泉線

周辺施設

沿線には、以下の様な施設が存在します。

新井工業団地
中野市立高社中学校
高社山
千曲川
中野市立倭小学校（閉校）

関連項目

長野県の県道一覧

長野県道414号中野飯山線は、地域住民の生活を支える重要な道路であり、今後もバイパス整備などを通じて、より安全で快適な道路環境が整備されることが期待されます。

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