長野県道471号奥志賀公園線

長野県道471号奥志賀公園線について

長野県道471号奥志賀公園線は、長野県下高井郡山ノ内町の蓮池地区を起点とし、奥志賀高原地区に至る主要な県道です。この道路は全線が志賀高原内に位置し、1998年の長野オリンピック開催前に大規模な改修が行われました。また、長野県道502号奥志賀公園栄線と合わせて「奥志賀スーパー林道」とも呼ばれています。

路線概要

起点: 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏・蓮池地区（国道292号交点）
終点: 長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬・奥志賀高原地区（長野県道502号奥志賀公園栄線起点）

道路状況

この道路は、山ノ内町道大松大洞沢線と並行しており、実質的なバイパスとしての役割も担っています。特に冬季は、以下の区間が通行止めになります。

冬季通行止め区間: 下高井郡山ノ内町大字平穏字山ノ神（一ノ瀬処理場入口） - アライタ沢 - 長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬字大洞沢（山ノ内町道大松大洞沢線終点）
通行止め期間: 11月下旬 - 翌年5月中旬

この区間は迂回路が整備されているため、通行止め期間中でも奥志賀高原地区へのアクセスは可能です。迂回路は焼額山スキー場の開発とともに整備され、岩菅山の山裾を迂回し、最短距離で奥志賀高原へ到達できるルートとして利用されています。

トンネル

この道路には、以下の3つのトンネルがあります。

志賀1号トンネル: ジャイアントスキー場直下に位置し、蓮池方面から来ると、トンネルに入る直前にスキーリフトが上空を横切ります。
志賀2号トンネル: 蓮池方面から来ると、清水公園を経由する横湯川の谷を橋で渡った先にあります。
志賀3号トンネル: 発哺温泉へ向かう場合は、このトンネルを通らず、トンネル前後で分岐する旧道を利用します。

沿線の地理と観光スポット

長野県道471号奥志賀公園線沿線は、豊かな自然に囲まれており、多くのスキー場や観光スポットが点在しています。これらのスキー場は、全て志賀高原スキー場の一部です。

蓮池: 道路の起点であり、周辺には美しい景観が広がります。
清水公園: 清水が湧き出る場所で、ここから大沼池まで徒歩で約1時間です。
発哺温泉: 温泉地として知られ、周辺にはスキー場もあります。
発哺ブナ平スキー場: 冬季はスキー客で賑わいます。
東館山スキー場: 長野オリンピックの会場となり、山頂には東館山高山植物園や東館山神社があります。
高天ヶ原神社: 春と秋に例祭が行われ、大晦日にはお神酒のふるまいがあります。
たかまがはら温泉: 温泉施設があり、日帰り入浴も可能です。
高天ヶ原マンモススキー場: スキーやスノーボードを楽しむことができます。
寺子屋スキー場: ファミリー向けのゲレンデが整備されています。
西館山スキー場: バラエティに富んだコースが特徴です。
西館山: 展望台があり、周囲の景色を一望できます。
高天ヶ原湿原: 貴重な湿原生態系が残されています。
タンネの森オコジョスキー場: 自然豊かな環境でスキーを楽しめます。
一ノ瀬ファミリースキー場: 年越しイベントが開催されることで有名です。
一ノ瀬神社: 一ノ瀬ファミリースキー場の年越しイベントに合わせて、お神酒のふるまいがあります。
雑魚川: 信濃川水系の川で、岩菅山や高天ヶ原湿原を源流としています。
焼額山: 山頂には稚児池があります。
一ノ瀬ダイヤモンドスキー場: 多彩なコースが整備されています。
一ノ瀬山の神スキー場: パウダースノーが魅力のスキー場です。
焼額山スキー場: 長野オリンピックの会場にもなりました。
志賀高原プリンスホテル: 宿泊施設として利用できます。
アライタ沢: 岩菅山の西で雑魚川に合流します。上条用水路は、江戸時代から作られた用水路で、高天ヶ原湿原とも接続し、西へ流れて湯田中温泉近くの上条まで続いています。
奥志賀高原スキー場: パウダースノーが魅力のスキー場です。
奥志賀高原ホテル: 宿泊施設やレストランが利用できます。

通過する自治体

長野県
下高井郡
山ノ内町

交差する道路

国道292号（長野県下高井郡山ノ内町大字平穏・蓮池地区）
山ノ内町道大松大洞沢線（下高井郡山ノ内町大字平穏字大松、長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬字大洞沢）
長野県道502号奥志賀公園栄線（長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬・奥志賀高原地区）

長野県道471号奥志賀公園線