長野県道49号駒ヶ根長谷線

長野県道49号駒ヶ根長谷線について

長野県道49号駒ヶ根長谷線は、長野県駒ヶ根市中心部を起点とし、東へ向かい伊那市長谷地区に至る主要地方道です。この道路は、駒ヶ根市街地と伊那市長谷地区を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

起点となるのは、駒ヶ根市街地の国道153号との交差点です。そこから東へ進み、駒ヶ根市東部を東西に横断、伊那市長谷地区との境界にある中沢峠で国道152号と交わり終点となります。

この路線は、竜東線（長野県道18号伊那生田飯田線）との交差点である新宮川岸交差点から市街地側はほぼ整備されています。しかし、伊那市長谷地区に近い駒ヶ根市中沢地籍では、道路幅員が狭い箇所が多く存在していました。そのため、新宮川岸交差点から新宮川沿いに県道バイパス（中沢バイパス）の工事が進められ、2017年1月までに全線が開通しました。これにより、地域の交通の円滑化が図られました。

冬季には、中沢峠の手前から国道152号との交点にかけての区間が通行止めとなります。これは積雪による危険を避けるための措置です。また、路線沿いには、天竜大橋の東側におもしろかっぱ館があり、観光客も訪れています。

駒ヶ根市街地から天竜川へと河岸段丘を下っていく塩沢川沿いには、1996年以前に設置された木製ガードレールが残っており、歴史を感じさせます。

路線データ

起点: 駒ヶ根市中央（本町交差点、国道153号交点）
終点: 伊那市長谷市野瀬（国道152号交点）

歴史

1964年5月11日：粟沢赤穂停車場線から粟沢駒ヶ根停車場線へ変更。
1976年4月1日：粟沢駒ヶ根停車場線の一部を主要地方道駒ヶ根長谷線に指定。
1976年10月14日：駒ヶ根長谷線として認定。
1993年5月11日：建設省により、主要地方道に再指定。
2002年度：中沢バイパス一期工区開通。
2007年12月19日：中沢バイパス二期工区開通。
2017年1月29日：中沢バイパス三期工区開通。

路線状況

重複区間: 長野県道210号西伊那線（駒ヶ根市中沢上割・落合地籍）

地理

通過する自治体:
駒ヶ根市
伊那市

交差する道路

国道153号（駒ヶ根市中央・本町交差点、起点）
国道153号伊南バイパス（駒ヶ根市東町・琴平町交差点）
長野県道18号伊那生田飯田線（駒ヶ根市中沢・新宮川岸交差点）
長野県道210号西伊那線（駒ヶ根市中沢）
長野県道210号西伊那線（駒ヶ根市中沢）
国道152号（伊那市長谷市野瀬、終点）

沿線にある施設など

JR飯田線 駒ケ根駅
飯坂工業団地
天竜川
おもしろかっぱ館
駒ヶ根市役所中沢支所
中沢峠

脚注

長野県の県道一覧も参照してください。

この県道は、地域の生活や経済を支える重要な動脈として、また、沿線の自然や施設を楽しむためのルートとして、多くの人々に利用されています。

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