長野県道508号上松南木曽線

長野県道508号上松南木曽線について

長野県道508号上松南木曽線は、長野県木曽郡上松町を起点とし、同郡南木曽町に至る一般県道です。2009年2月12日に認定された、長野県内で最も新しい県道として知られています。この道路は、木曽川の右岸に沿って走り、地域住民にとって重要な生活道路としての役割を果たしています。

概要

県道指定以前、上松町から南木曽町にかけての地域では、木曽川左岸を通る国道19号が唯一の主要道路であり、生活道路としても利用されていました。しかし、この国道19号は大型トラックなどの交通量が非常に多く、地元では「木曽高速」と揶揄されるほどでした。そのため、交通事故などで国道19号が通行止めになった場合、迂回に非常に時間がかかり、住民の生活に大きな影響が出ていました。この問題を解決するために、木曽川右岸に新たな道路を整備する計画が持ち上がり、その一部が県道として昇格することになったのです。

特に、木曽川右岸道路の南部ルートは、その整備と県道昇格への要望が強く、2009年に県道508号線として指定されました。さらに、2010年度から整備が進められていた上松町登玉から大桑村和村間の区間が、2020年12月24日に開通し、道路網が大きく改善されました。

路線データ

起点：木曽郡上松町
終点：木曽郡南木曽町

トンネル

この県道には、以下の主要なトンネルがあります。

ねざめトンネル：2002年に完成した全長1774mのトンネルです。しかし、2022年の調査で、一部区間のコンクリート巻き立て厚が不足しているという施工不良が発覚し、2023年から補修工事が行われる予定です。
かくれ滝トンネル：2003年に完成した全長482mのトンネルです。
倉本トンネル：2003年に完成した全長1215mのトンネルです。

交差・接続する道路

長野県道473号上松御岳線

周辺

県道沿いには、以下の観光地や施設があります。

寝覚の床
下河原公園
IHIターボ 木曽第二工場

まとめ

長野県道508号上松南木曽線は、地域住民の生活を支える重要な道路であり、国道19号の代替路としての役割を担っています。また、周辺には観光地も点在しており、地域経済にも貢献していると言えるでしょう。

関連項目

長野県の県道一覧

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