長野聖救主教会

長野聖救主教会について

長野聖救主教会は、長野県長野市西長野町に位置する、日本聖公会中部教区に所属するキリスト教の教会です。その特徴的な赤レンガ造りの教会堂は、国の登録有形文化財としてその価値を認められています。

歴史

この教会の歴史は、カナダ人宣教師ジョン・ゲージ・ウォーラー司祭（Rev. John Gage Waller、1863-1945）が1890年に日本へ伝道に来日したことに始まります。ウォーラー司祭は1892年に長野県に拠点を移し、1898年に長野県で初めてとなるこの教会を建設しました。善光寺の門前近く、国道406号沿いに位置するその姿は、長きにわたり長野市民に親しまれています。

1998年6月には、聖堂聖別100周年を記念する礼拝が盛大に執り行われました。この記念式典には、ウォーラー司祭の関係者であるカナダの人々も参加し、教会の歴史を祝いました。

ウォーラー司祭は、長野聖救主教会の他にも、飯山復活教会、稲荷山諸聖徒教会（現：千曲市稲荷山）、小布施町の新生礼拝堂、新潟県高田市（現：上越市高田）の聖降臨教会など、数々の教会を設立しました。これらの教会もまた、歴史的・文化的な価値を持つものとして大切にされています。

現在の活動

現在の長野聖救主教会の牧師は、大和玲子司祭が務めています。毎週日曜日には、午前10時から聖餐式またはみ言葉の礼拝が行われています。地域の人々にとって、信仰の場としてだけでなく、心の拠り所としても重要な役割を果たしています。

教会の特徴

長野聖救主教会の外観は、目を引く赤レンガ造りで、その美しい姿は多くの人々を魅了します。教会の内部もまた、歴史を感じさせる厳かで落ち着いた雰囲気が漂っています。建物全体が、その長い歴史の中で培われた風格を今に伝えています。

アクセス

長野聖救主教会は、善光寺の門前に近い場所に位置しており、観光客にも訪れやすい場所にあります。国道406号沿いに面しているため、車でのアクセスも便利です。

関連情報

長野聖救主教会は、日本聖公会中部教区に所属しており、この教区には他にも多くの教会があります。また、長野県には他にも多くの登録有形文化財が存在し、長野県の歴史と文化を今に伝えています。

公式情報

教会の詳しい情報や活動については、以下の公式ウェブサイトやFacebookページをご覧ください。

長野聖救主教会 公式ウェブサイト
長野聖救主教会 Facebookページ

文化庁の文化遺産オンラインにも、この教会の情報が掲載されています。

* 文化遺産オンライン（文化庁）

長野聖救主教会は、その美しい建築と歴史を通じて、地域の人々に愛され続けています。この教会を訪れることで、その歴史と信仰の深さを感じることができるでしょう。

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