国道406号

国道406号：長野と群馬を繋ぐ、自然と歴史の道

国道406号は、長野県大町市を起点とし、群馬県高崎市に至る一般[[国道]]です。全長約196kmに及ぶこの路線は、北アルプスの山岳地帯から、群馬県へと続く変化に富んだ景観が魅力です。

起点から長野市方面

起点である大町市の大黒町交差点では、国道147号、国道148号と合流し、白馬村へと北上します。白馬村北城で国道148号と別れ、東進し、小川村を経由して長野市へ。長野市東和田からは、国道18号、国道117号と重複区間となり、さらに東進します。長野市柳原で再び単独区間となり、須坂市、上田市の菅平高原へと続きます。

長野市と白馬村間のアクセスは、国道406号の南側を並走する、長野県道31号長野大町線や長野県道33号白馬美麻線（オリンピック道路）の方が、道路規格が高く、スムーズな移動が可能です。

菅平高原から高崎市方面

上田市の菅平口交差点からは東進、長野原町までは国道144号、国道145号と重複区間が続きます。長野原町大津交差点からは単独区間となり、南東方向へ進路を変え、須賀尾峠、東吾妻町を経て高崎市へと至ります。高崎市では、国道18号に合流し、終点の君が代橋西交差点に到着。さらに東へ350m進むと、国道17号との交点である君が代橋東交差点があります。

須加尾峠付近は狭隘区間が多いため、国道406号の東側を並走する群馬県道377号川原畑大戸線の方が安全です。

歴史と沿線

国道406号は、1982年（昭和57年）4月1日に指定されました。古くからある街道の一部が国道に編入されており、様々な通称名も残っています。「千国街道」「鬼無里街道」「大笹街道」「長野街道」「草津街道」など、地域の歴史と文化を物語る名称が付けられています。

沿線には、白馬村のスキー場、菅平高原の観光地、そして数多くの温泉地など、観光資源が豊富です。また、地域住民の生活道路としての役割も担い、経済活動にも貢献しています。

バイパスと重複区間

交通量の増加に対応するため、大町バイパス、西組バイパス、百瀬茂菅バイパス、長野バイパス、仙仁バイパスなど、多くのバイパスが整備されています。これにより、線形不良区間や狭隘区間の解消、交通渋滞の緩和に繋がっています。

国道147号、国道148号、国道18号、国道117号、国道144号、国道145号など、他の国道との重複区間も多く存在します。

道路施設

国道406号には、木崎湖トンネル、銚子口トンネル、祖山トンネル、頼朝山トンネルなどのトンネルや、多くの橋梁が整備されています。また、道の駅「白馬」や「くらぶち小栗の里」といった休憩施設も利用できます。

まとめ

国道406号は、長野県と群馬県を繋ぐ重要な交通路であると同時に、豊かな自然や歴史に触れることのできる魅力的なルートです。ドライブや観光の際には、ぜひこの国道を利用して、地域の特色を感じてみてください。

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