開隆堂出版

開隆堂出版株式会社

開隆堂出版株式会社（かいりゅうどうしゅっぱん、英: KAIRYUDO Publishing Co.,Ltd.）は、日本の教科書出版社であり、英語と家庭科を中心に、小中学校、高等学校、高等専門学校、大学向けの教科書や学習参考書を発行しています。

特徴

開隆堂出版は、戦後の民間教科書出版社の第1号として設立された歴史を持ちます。教科書検定制度発足当初から検定教科書を発行しており、長年にわたり日本の教育現場を支えてきました。特に英語教育においては、日本英語教育研究所を設立するなど、先駆的な取り組みを行っています。

沿革

1926年 - 開隆堂書店として創業。
1935年 - 旧制中学校、高等学校、大学向けの英語教科書などを出版。
1946年 - 開隆堂出版株式会社設立。
1949年 - 小学校、中学校、高等学校教科書検定制度実施に伴い、検定教科書を発行。
1958年 - 日本英語教育研究所を設立。
1964年 - 子会社、開隆館出版販売株式会社設立。

教科書

開隆堂出版は、文部科学省検定済教科書の発行者番号9番として、以下の教科書を発行しています。

小学校：英語、図画工作、家庭
中学校：英語、美術、技術・家庭
高等学校：英語、家庭、情報
高等専門学校・大学：英語

これらの教科書は、長年の経験と実績に基づき、教育現場のニーズに応える質の高い教材として評価されています。

不祥事

2009年から2014年の間、検定中の図画工作や英語などの教科書を、185人の教員に閲覧させていたことが判明しました。この行為は、教科書検定の公平性を損なう可能性があり、問題となりました。

関連項目

開隆山勘之亟 - 大相撲の元関脇で、開隆堂出版の社長が荒磯部屋の後援会長を務めており、角界入りを説得したことが四股名の由来となっています。

外部リンク

開隆堂ホームページ

開隆堂出版は、長年にわたり日本の教育に貢献してきた出版社です。教科書の出版だけでなく、英語教育に関する研究活動や教材開発も積極的に行っており、今後の教育現場での更なる貢献が期待されます。

もう一度検索