関市立板取中学校

関市立板取中学校の歴史と沿革

関市立板取中学校（せきしりつ いたどりちゅうがっこう）は、岐阜県関市板取地区に所在した公立中学校です。この学校は、元々武儀郡の板取村に設立され、地域の教育に長い間寄与してきました。しかし、2016年に洞戸中学校との統合により板取川中学校として新たに設立され、歴史に幕を閉じました。

概要

板取中学校は、以前の武儀郡板取村の中学校で、校区は関市の板取地区に限定されていました。約69年間の歴史を経て廃校となった後も、体育館は「関市板取体育館」として地元に利用されています。また、板取学校給食センターは民間企業に貸し出され、一部はクルマエビの養殖場として利用されています。

沿革

1947年～1962年：設立と初期の発展

• - 1947年（昭和22年）4月1日：板取村立板取中学校として開校。初期は板取村立中切小学校の校舎を仮校舎として使用しました。また、門出分校、島口冬季分校、白谷冬季分校が設けられました。
• - 1951年（昭和26年）：冬季分校であった島口と白谷が常設の分校となりました。
• - 1958年（昭和33年）：本校の新築移転が行われます。
• - 1962年（昭和37年）：現在の地点に新たに本校が移転し、門出分校、島口分校、白谷分校は廃止され、寄宿舎が設置されました。

1978年～1993年：学校の発展と近代化

• - 1978年（昭和53年）：寄宿舎が廃止され、学校の形態が進化します。
• - 1993年（平成5年）：新しい校舎（鉄筋コンクリート造2階建）と給食センター併設のランチルームが完成しました。

2005年～2016年：市町合併と学校の統合

• - 2005年（平成17年）2月7日：板取村、上之保村、洞戸村、武儀町、武芸川町が関市に編入され、同時に関市立板取中学校に名称変更されます。
• - 2016年（平成28年）3月27日：閉校式が行われ、3月31日に統合に伴い閉校となりました。

分校の歴史

門出分校

現在の岐阜県関市板取1129に位置し、門出地区が校区でした。1947年に開校し、門出小学校に併設されました。1955年には新しい中学校校舎が完成しましたが、1962年に本校の新築移転と同時に廃校となりました。

島口分校

岐阜県関市板取5085-3に存在し、島口地区が校区でした。1947年に島口冬季分校として開校し、その後1951年に校舎が新築され通年の分校となりました。しかし、1962年に本校が新築移転した際に廃校となりました。

白谷分校

白谷地区に位置し、1947年に白谷冬季分校として開校されました。白谷小学校に併設され、1951年に校舎が新築されましたが、1962年に本校の移転と共に廃校となり、白谷地区の生徒は冬季に寄宿舎を利用していました。

結論

関市立板取中学校は地域の教育に大きく貢献し、地域の歴史と共に歩んできました。廃校後も、その施設の一部は地域に役立つ形で生かされています。地域の人々にとって、板取中学校の歴史と存在は永遠の記憶として残り続けることでしょう。

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