関東鉄道江戸崎車庫

関東鉄道江戸崎車庫

関東鉄道江戸崎車庫は、茨城県稲敷市高田に位置する関東鉄道のバス車庫です。以前は江戸崎営業所として機能していましたが、格下げされ、現在は関東鉄道竜ヶ崎営業所江戸崎車庫という名称になっています。車庫の略記は「ED」で、これは「EDosaki」の略です。

現行路線

江戸崎車庫は、主に稲敷市江戸崎地区と龍ケ崎市を結ぶ路線を運行しています。また、一部の運用では竜ヶ崎ニュータウン線も担当します。

一般路線

江戸崎 - 竜ヶ崎駅線:
江戸崎から竜ヶ崎駅を結ぶ路線で、朝に1往復のみ運行されます。この路線は、途中の済生会病院を経由しない点が特徴です。また、8月の「いなしき夏まつり花火大会」開催時には臨時便も運行されます。過去には取手駅発着便や、佐貫駅（現：龍ケ崎市駅）から竜ヶ崎駅、戸張までの区間便も存在しました。
江戸崎 - 龍ケ崎市駅線（済生会病院経由）:
江戸崎と龍ケ崎市駅を結ぶメイン路線で、龍ケ崎済生会病院を経由します。2018年10月1日に、江戸崎バス停が他の路線との接続改善のため、JRバス関東の「江戸崎駅」バス停と同じ場所に変更されました。2021年11月15日の改正で、新利根体育館と新利根公民館を経由するようになり、特に新利根公民館は休館日には経由しません。かつては平日1本のみ、江戸崎総合高校まで延長運転されていましたが、2013年に廃止されています。
龍ケ崎市駅 - 白羽一丁目線:
龍ケ崎市駅から白羽一丁目へ向かう路線で、平日夕方1便のみ運行されます。

稲敷エリア広域バス

江戸崎・牛久ルート:
ひたち野うしく駅から稲敷市役所、稲敷バスターミナルを経由して江戸崎へ向かう路線です。2017年2月4日に運行を開始し、1日5往復運行しています。この路線は、ひたち野うしく駅で鉄道やバスに乗り換えることで、つくばや水戸方面へのアクセスも可能です。

特定輸送

以下の学校のスクールバスを運行しています。

霞ヶ浦高等学校
聖徳学園
つくば秀英高等学校
東洋大学附属牛久中学校・高等学校
稲敷市スクールバス

廃止路線

一般路線

江戸崎車庫 - 浮島線:
2005年4月1日に廃止され、ブルーバスに移管されました。この路線は、江戸崎車庫から江戸崎高校、古渡、桜川村役場前を経由して浮島までを結んでいました。
桜川村役場前 - 上阿波線:
2005年4月1日に廃止され、ブルーバスに移管されました。
半田 - 島田線:
2007年3月23日に廃止されました。かつては竜ヶ崎駅から運行されていました。
江戸崎車庫 - 荒川沖駅東口線:
2011年4月1日に廃止されました。一部区間は、稲敷エリア広域バス（江戸崎・阿見ルート）で復活しています。
竜ヶ崎駅 - 江戸崎総合高校線:
2013年4月1日に廃止され、廃止直前は竜ヶ崎駅から江戸崎総合高校への片道1便のみ運行されていました。廃止後、竜ヶ崎駅 - 江戸崎間は運行を継続しています。
ひたち野うしく駅 - 江戸崎線（江戸崎・阿見ルート）:
2019年4月1日に廃止されました。

高速路線

江戸崎・美浦・阿見 - 東京駅線:
2008年6月末までJRバス関東との共同運行でしたが、その後関東鉄道の単独運行となり、1日4往復に減便されました。2011年3月31日に廃止されています。

車両

一般路線車

江戸崎営業所時代には10両程度在籍していましたが、車庫への格下げに伴い、多くの車両が竜ヶ崎営業所へ転出しました。2016年時点では、ツーステップの中型車が数両在籍しており、ノンステップ車やワンステップ車の導入はありません。

高速路線車

減便の影響で、一部車両が水戸営業所へ転出しました。2010年2月現在、いすゞスーパークルーザー1両と三菱ふそうエアロバス2両の計3両が在籍しています。

特定車

聖徳学園や東洋大学附属牛久高等学校などのスクールバスを担当するため、5両程度が在籍しています。また、竜ヶ崎営業所所属の特定車も当車庫に常駐しています。

関連項目

関東鉄道竜ヶ崎営業所
ジェイアールバス関東土浦支店
桜東バス
河内町コミュニティバス
さくら自動車
ブルーバス (茨城県)
平成観光自動車

参考書籍

加藤佳一編著 『バスジャパン ニューハンドブックス 25 関東鉄道』 BJエディターズ、1998年。
加藤佳一編著 『バスジャパン ハンドブックシリーズR 61 関東鉄道』 BJエディターズ、2007年。

脚注

交通・道路 | 稲敷市公式ホームページ

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