関鉄観光バス田伏営業所

関鉄観光バス田伏営業所

関鉄観光バス田伏営業所は、かつて茨城県かすみがうら市田伏に位置していたバス営業所です。この営業所は、バス停留所としても機能しており、その名称は「田伏車庫」として地域の人々に親しまれていました。

歴史

田伏営業所の歴史は、1955年6月8日に鹿島参宮鉄道の営業所として開設されたことに始まります。その後、2001年5月31日までは関東鉄道田伏営業所という名称で運営されていました。しかし、2009年3月31日をもって、担当していた全ての路線が廃止されたため、営業所自体もその役目を終えることとなりました。

担当路線

田伏営業所が担当していた主な路線は以下の通りです。

土浦駅 - 玉造駅線: これは田伏営業所のメイン路線であり、1996年に玉造駅への乗り入れが開始されました。朝夕には、田伏車庫と玉造駅間を結ぶ区間便も運行されていました。この路線は、営業所廃止から約3年後の2012年に、関鉄グリーンバスの「霞ヶ浦広域バス」として形を変えて復活しました。
土浦駅 - 安食線: この路線は、土浦駅と安食を結び、途中の主要な停留所を経由していました。
土浦駅 - 土浦湖北高線: この路線は、2012年に神立駅と土浦湖北高の間が途中停車しない形で復活しました。

過去に廃止された路線

営業所が廃止される以前に、以下の路線は既に廃止されていました。

土浦駅 - 田伏車庫線（2001年2月27日廃止）: この路線は、土浦駅から田伏車庫を結んでいましたが、2001年に廃止されました。
* 土浦駅 - 田伏車庫線（2006年9月30日廃止）: この路線は、霞ヶ浦水族館を経由して田伏車庫へ向かう路線でしたが、2006年に廃止されました。

車両

営業所廃止時点では、自社発注のいすゞ・LR3台と、筑波大学の学内バスとして使用されていた日デ・RM1台の計4台が在籍していました。これらの車両は、営業所廃止後に全て土浦営業センターへ転出しました。

結び

関鉄観光バス田伏営業所は、地域の交通を支える重要な役割を果たしてきましたが、路線廃止とともにその歴史に幕を閉じました。しかし、その一部路線は形を変えて復活し、現在も地域住民の足として活躍しています。

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