阪上和子

阪上 和子について

阪上和子（さかがみ かずこ）は、1940年5月21日に東京都で生まれた日本の女優です。本名は小坂部和子であり、劇団青年座に所属し、数多くの舞台や映画、テレビドラマでその存在感を示しています。身長160cm、体重50kg、血液型はB型で、観客を引き込む演技力が評価されています。

略歴

阪上は、1959年に昭和学院高等学校を卒業後、1962年に俳優座附属俳優養成所を第11期生として卒業しました。その後、同年4月から劇団青年座に加わり、演技のキャリアをスタートさせました。1973年には劇団青年座公演「写楽考」や現代劇センター公演「カンガルー」で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞するなど、業界内での地位を確立しました。

人物

彼女の趣味は散歩と旅行で、特技としては長唄と三味線を挙げています。これらの趣味や特技は、彼女の多才さを物語っており、演技だけでなく幅広い表現力を持つことがうかがえます。

主な出演作品

映画

阪上和子は、1967年に公開された映画「河 あの裏切りが重く」でケロイドの娘役としてデビューしました。また、後に「ゲロッパ!」（2003年）、ホラー映画「彼岸島」（2010年）、そして「種まく旅人〜みのりの茶〜」（2012年）にも出演し、その幅広い役割を持つ女優として知られています。

テレビドラマ

NHK制作のドラマにも多く出演し、「事件記者」や大河ドラマ「草燃える」では侍女役を演じました。また、連続テレビ小説「はね駒」では菊子の母役を務め、人々の記憶に残るキャラクターを創造しました。さらに、日本テレビやTBSなど他の局でも、多数のサスペンスやミステリードラマに出演しました。

特に火曜サスペンス劇場の「浅見光彦ミステリー」シリーズでは、複数の回に渡って重要な役を演じ、視聴者の印象に強く残っています。彼女のエネルギッシュで多彩な演技は、視聴者に深い感情を呼び起こしました。

舞台

舞台においても彼女の活躍は耀いており、「写楽考」や「三文オペラ宮城野」、「桜姫東文章」など多くの作品で演じています。

その他の活動

阪上は吹き替えの仕事も行っており、1997年には「オデュッセイア/魔の海の大航海」でエウリュクレイア役を務めました。また、特撮作品にも出演しており、メタルヒーローシリーズ「宇宙刑事シャイダー」の第9話でもその才能を活かしています。

彼女は、2000年代に入ってもなお多くのテレビドラマに出演し続けており、最近では「テッパチ!」や「痛快TV スカッとジャパン」などの作品で存在感を発揮しています。

結論

阪上和子は、演技力に加え、多才な特技を持つ女優として、多くの作品に出演し続けており、そのキャリアは多岐に渡ります。彼女の演技は、役柄に対する深い理解と情熱を伴っており、今後も注目され続けることでしょう。

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