阿久比駅

阿久比駅の概要

阿久比駅（あぐいえき）は、愛知県知多郡阿久比町大字阿久比に位置する名古屋鉄道河和線の駅で、駅番号はKC08です。この駅は有人駅であり、すべての営業列車が停車します。

歴史

かつての阿久比町の交通の中心は坂部駅でしたが、役場に近い位置に新たな代表駅を設ける目的で阿久比駅が開設されました。これにより、隣接していた椋岡駅の統合が計画されましたが、地元住民の反発を受け実現しませんでした。ただし、椋岡駅にはその後、数本の列車しか停車しないようになり、2006年12月には廃止されました。

年表

• - 1983年（昭和58年）7月21日: 開業。
• - 1998年（平成10年）3月: 駅前土地区画整理事業が完了し、記念モニュメント「明日（あした）へ」が設置される。
• - 2006年（平成18年）7月14日: 共通SFカード「トランパス」の導入と終日有人化。
• - 2008年（平成20年）12月27日: 特急停車駅に昇格。
• - 2011年（平成23年）: 2月にICカード「manaca」が使用開始され、3月にはすべての列車が停車するようにダイヤ改正される。
• - 2015年（平成27年）6月1日: バリアフリー化が完成し、改札口とホームを結ぶエレベーターが設置される。
• - 2024年（令和6年）: 特殊勤務駅となる。

駅構造

阿久比駅は、島式ホームが2面4線配置されている地上駅です。特急や急行が頻繁に停車し、乗り継ぎが便利な駅として知られています。開業当初は階段のみでしたが、2015年にバリアフリー工事が完了し、エレベーターや点字式の案内が設置されました。各列車の接続がスムーズに行えるため、特に土休日の午後は普通列車が待避する時間が多いです。このため、乗り継ぎが便利な傾向があります。

利用状況と周辺

2024年度における阿久比駅の1日平均乗降人員は5936人で、河和線の中で6位に位置しています。近年では特急停車駅に昇格したことで、徐々に利用客が増加しています。周辺には、阿久比町役場や愛知県立阿久比高等学校、阿久比中学校などがあり、地域の生活にも密接に関わっています。

アクセスと交通

駅周辺には、阿久比町の循環バスが運行しており、各方面へのアクセスが可能です。地元の特産物やイベントもバスを利用して訪れることができ、地域の交流の場ともなっています。

阿久比駅は、その利便性と地域との結びつきから、今後も多くの乗客に利用され続けるでしょう。

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