阿部翼

阿部翼のプロフィールとレースキャリア

阿部翼（あべ つばさ）は1982年4月7日生まれ、神奈川県出身の元レーシングドライバーです。彼の身長は175cm、体重は62kgで、血液型はRH+Oです。また、趣味として水泳を楽しんでいるようです。実の弟である阿部光も同じくレーシングドライバーとして活動しており、その活躍ぶりも注目されています。

初期の経歴とカート競技

阿部は1997年からレースキャリアをスタートさせ、全日本カート競技選手権にスポット参戦しました。1998年にはFAクラスにフル参戦し、シリーズで9位を獲得。続いてMOTEGIカート選手権においてFAクラスでシリーズ2位を記録。また、那須スーパーカップでのFAクラス優勝やMOTEGI CUPでもの優勝の実績を上げていきます。

彼の才能は1999年にも引き続き発揮され、全日本カート競技選手権・東地域では、東西統一戦でFAクラスの6位、シリーズランキング2位を達成しました。また、FMK-FIA WORLD CUP KART RACE IN JAPANにも出場し、その名を広めました。

フォーミュラカーへの挑戦

2000年には鈴鹿サーキットレーシングスクールのフォーミュラに入学。2001年から2002年にかけてはフォーミュラ・ドリームに参戦し、その後2003年から2005年にはフォーミュラ・トヨタに挑みました。特に2005年には4回もの優勝を果たし、彼の実力が証明されました。

SUPER GTへの道

2006年、彼はSUPER GTのチーム・タケウチのオーディションに参加するも、競争相手である嵯峨宏紀にポジションを奪われ、その年はレース活動を休止しました。しかし、2007年にはカレラカップジャパンに再参戦し、見事に優勝を果たしました。

2008年からはRACING PROJECT BANDOHに所属し、SUPER GT GT300クラスにフル参戦します。その年の第7戦、ツインリンクもてぎでは最後尾からのスタートながらも優勝という快挙を成し遂げました。2009年にはUP START タイサンポルシェでの挑戦も続けました。

2010年にはGT300クラスのMOLA Zのレギュラードライバーとして岡山で優勝し、今後の期待が集まりました。しかしながら2011年にはレギュラーシートを失い、スポット参戦にとどまることとなりました。

引退とその後の活動

2012年にはSUPER GTのスポット参戦もなく、スーパー耐久なども経験しながら過ごします。そして2013年1月、彼は自身のブログでレース活動の引退を発表しました。引退後は株式会社NGWジャパンで会社員として働きながら、エナジードリンクブランド「KiiVA」（キーバ）を設立しました。2017年頃には同社の製品がミニストップの一部店舗で取り扱われるようになり、通信販売でも購入できる状況となっています。また、関口雄飛の個人スポンサーとしても活動しています。

総括

レース界での多くの実績を持つ阿部翼は、そのキャリアにおいて数々の優勝を重ね、引退後もビジネスシーンで活躍しています。彼の尽力は、多くのファンや後進のドライバーにとっての刺激となっていることでしょう。

もう一度検索