阿部龍二郎

阿部龍二郎：TBSを牽引する実業家兼テレビプロデューサー

阿部龍二郎（あべりゅうじろう）は、1964年 5月11日生まれ。神奈川県藤沢市出身の実業家であり、テレビプロデューサーです。2024年6月27日、TBSホールディングス（TBSHD）の代表取締役社長に就任しました。

経歴

阿部は、TBSテレビ（旧東京放送）において、プロデューサー、チーフプロデューサー、制作局制作センターバラエティ制作部次長、編成局担当部長、編成制作本部編成制作局バラエティー制作センター2部長、制作局バラエティー制作部長、制作局制作1部長、経営企画室長、TBSHDグループ経営企画局長、TBSビジョン代表取締役社長、TBSスパークル代表取締役社長、TBSテレビ執行役員などの要職を歴任しました。長年にわたりTBSグループの中核を担い、その経営手腕を発揮してきました。

人物

作家の阿部昭を父に持ち、自身も慶應義塾大学を卒業後、1988年に東京放送（TBS）に入社しました。同期には、清原正博、佐古忠彦、向井政生（2023年1月逝去）、杉山真喜人、香川恵美子がいます。

テレビ部門に配属された阿部は、人気音楽番組『ザ・ベストテン』のプロデューサーであった山田修爾の下でアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせました。その後、『うたばん』や『COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV』などの音楽番組でプロデューサーを務め、石橋貴明やSMAP（特に中居正広）との親交を深めました。また、アナウンサーの安住紳一郎を積極的に起用したことでも知られています。

2008年5月には編成局担当部長に異動し、その後も制作局バラエティー制作センター2部長、編成制作局バラエティー制作センター2部長、制作局バラエティー制作部長などを歴任。2016年4月にはTBSHD経営企画局長、TBSテレビ経営企画室長に就任し、2017年6月にはTBSビジョン社長、2018年6月にはTBSスパークル社長及びTBSHD執行役員に就任しました。2020年6月にはTBSテレビ取締役（TBSHD執行役員と兼任）となり、そして2024年6月、TBSHD代表取締役社長に就任しました。

主な担当番組

阿部は数多くの人気番組を手掛けています。

THE・プレゼンター（チーフプロデューサー）
コロンブスのゆで卵
DA!DA!DA!PUMP（プロデューサー）
ここがヘンだよ日本人（プロデューサー）
中居正広の家族会議を開こう!（プロデューサー）
U-CDTV
吾郎の細道→吾郎のソナタ（チーフプロデューサー）
月曜組曲（チーフプロデューサー）
アサ秘ジャーナルシリーズ
ブレインサバイバー
水曜特番「ピン子の時間」（チーフプロデューサー）
中居正広のテレビ50年名番組だョ!全員集合笑った泣いた感動したあのシーンをもう一度夢の総決算スペシャル（プロデューサー）
次長課長のヨイショ!（チーフプロデューサー）
うたばん（プロデューサー）
中居正広の金曜日のスマたちへ（プロデューサー）
ぴったんこカン・カン（チーフプロデューサー）
ドリーム・プレス社（プロデューサー）
COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV（プロデューサー → チーフプロデューサー）
Goro's Bar（チーフプロデューサー）
月光音楽団（チーフプロデューサー）
イシバシ・レシピ（チーフプロデューサー）
ビートたけしのやってはいけない!
ザ・ベストテン（演出、アシスタントディレクター）
ナンバー2 〜一番になれなかった天才達の物語〜
音楽の日（制作）
クリスマスの約束

阿部班

TBSテレビ編成制作本部制作局制作センターバラエティ制作部には、番組制作を行う様々な班が存在しますが、阿部龍二郎が率いる「阿部班」は、制作局の枠を超えて大きな影響力を持っていました。阿部班からは多く有能な人材が輩出されています。

中鉢功：「CDTV」「うたばん」などを担当後、報道局へ異動し「イブニングワイド」「Nスタ」プロデューサーなどを歴任。その後、情報制作局へ。
大木真太郎：「うたばん」ディレクター、「ぴったんこカン・カン」演出兼プロデューサーなどを務め、現在はコンテンツ制作局制作1部長。
正木敦：「ここがヘンだよ日本人」チーフディレクター。現在は情報制作局情報二部エキスパート局次長兼チーフプロデューサー。
古谷英一：「うたばん」ディレクターを経て、現在はTBSホールディングス総合戦略局総合編成部長。
吉橋隆雄：「アサ秘ジャーナル」プロデューサー。
鈴木慎治：「CDTV」アシスタントプロデューサー。現在は経理局経理部次長。
志賀大士：「ぴったんこカン・カン」ディレクター、「CDTV」プロデューサー。
千野晴己：「うたばん」ディレクター。

阿部龍二郎は、TBSグループの顔として、これからもその手腕を発揮し、テレビ業界を盛り上げていくことが期待されます。

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