陣崎草子

陣崎草子（じんさき そうこ、1977年- ）は、大阪府出身の絵本作家、児童文学作家、そして歌人として知られています。歌人集団「かばん」の会員でもあります。

経歴

大阪府で生まれ、高槻市立芝谷中学校、大阪府立高槻北高等学校を経て大阪教育大学芸術専攻美術コースを卒業しました。大学卒業後は、立体造形会社やデザイン会社に勤務し、その後23歳でイラストレーターとして独立。絵本作家を目指し、26歳で上京しました。

武井武雄について調べていた際、穂村弘の短歌に出会い感銘を受け、2007年より自身も作歌を開始。穂村弘の連載「短歌ください」（ダ・ヴィンチ）では挿絵を担当しました。2010年には、『草の上で愛を』で第50回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家としての地位を確立しました。

作品の特徴

陣崎草子の作品は、繊細な心情描写と美しい言葉選びが特徴です。児童文学作品では、子供たちの日常や成長を温かく見守る視点が感じられ、絵本では、色彩豊かなイラストと物語が調和し、読者をファンタジーの世界へと誘います。歌人としては、日常の風景や感情を切り取った短歌を発表し、読者の共感を呼んでいます。

主な著書

小説

『草の上で愛を』（講談社 2010年）
『片目の青』（講談社 2014年）
『桜の子』（萩岩睦美絵、文研出版 2016年）
『ウシクルナ!』（光村図書出版 2018年）

絵本

『おむかえワニさん』（文溪堂 2013年）
『おしりどろぼう』（くもん出版 2018年）

歌集

『春戦争』（書肆侃侃房 新鋭短歌シリーズ 2013年）

共著

『秘密』（小林深雪,みうらかれん,片川優子,安田夏菜共著 講談社 YA!アンソロジー 2015年）

外部リンク

陣崎草子の活動お知らせブログ　あしたしんでもしあわせ
ツイッター

陣崎草子は、絵本、児童文学、短歌と、様々な分野で才能を発揮し、読者に感動と喜びを与え続けています。今後の活躍も期待される作家の一人です。

もう一度検索