陳長清

陳長清（ちん ちょうせい）は、台湾の囲碁棋士であり、中国囲棋会四品に列せられています。1980年代には、名人戦で4期、国手戦で9期などのタイトルを獲得し、台湾囲碁界を代表する棋士として名を馳せました。1991年に引退。

経歴

15歳で囲碁を覚えた陳長清は、1979年に中国囲棋会のプロ棋士九品（初段）となりました。1981年には、第3期棋王戦で陳永安に挑戦し、4-3で勝利してタイトルを獲得。その後、棋王戦で4連覇を達成しました。同年には、第1期国手戦でも優勝し、1987年まで7連覇、さらに1989年と1990年にも優勝し、国手戦で合計9期の優勝を飾りました。

1982年には、第8期名人戦で周咸亨に挑戦し、4-1で勝利してタイトルを獲得。名人、国手、棋王の三冠を同時に保持し、当時の台湾における3つの主要タイトルを独占するという偉業を成し遂げました。同年、六品に昇進。1985年には五品に昇進しています。1991年に引退し、翌年の1992年には四品を贈られました。

総タイトル獲得数は18を数えます。国際棋戦においては、1989年と1991年に世界囲碁選手権富士通杯に中華台北代表として出場しました。1996年には、長清児童棋院を設立し、後進の育成に力を注いでいます。

主なタイトル歴

棋王戦: 1981-84年
国手戦: 1981-87年、1989-90年
名人戦: 1982年、1988-89年、1991年
快棋王座戦: 1983年（1回のみ開催）

他の棋歴

国際棋戦
世界囲碁選手権富士通杯
1989年: ×徐奉洙
1991年: ×石田芳夫
国内棋戦
名人戦: 挑戦者 1981年
棋王戦: 挑戦者 1988年、1989年

外部リンク

長清児童棋院
* TOM棋聖道場「陈长清」

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