陸上自衛隊需品学校

陸上自衛隊需品学校について

陸上自衛隊需品学校（JGSDF Quartermaster School）は、千葉県松戸市の松戸駐屯地に所在する、陸上自衛隊の防衛大臣直轄機関です。この学校は、需品科に関する教育と研究を専門に行う機関であり、陸上自衛隊の活動を後方から支える重要な役割を担っています。

学校の概要

需品学校は、需品科（糧食、燃料、給水、入浴、洗濯、空中投下、補給管理）に関する教育と研究を主に行っています。補給整備は陸上自衛隊の全部隊に共通する業務であるため、需品科以外の学生も多く入校し、専門的な知識や技能を習得しています。

学校長には陸将補が任命され、松戸駐屯地司令を兼務します。隷下部隊として需品教導隊があり、学生教育や研究活動の支援を行っています。また、千葉県東葛地域の一部（松戸市、柏市、市川市、浦安市、鎌ケ谷市、流山市、我孫子市、野田市）の災害対処任務や広報活動も担当しています。

沿革

需品学校の歴史は、警察予備隊総隊学校第5部補給教育班として1952年1月に久里浜駐屯地で教育を開始したことに始まります。その後、保安隊業務学校第5部、第3部へと改編され、1954年1月に松戸駐屯地へ移駐しました。

1954年9月10日には、業務学校第3部が分離独立し、陸上自衛隊需品学校として正式に編成されました。1956年1月には需品教導隊が編成され、教育体制が強化されました。1997年7月には松戸駐屯地司令職務担任部隊に指定され、地域との連携も重視されています。

2026年には、武器学校、輸送学校とともに廃止・統合され、後方支援学校（仮称）として改組される予定です。これにより、後方支援に関する教育・研究が一層強化されることが期待されます。

組織

需品学校は以下の組織で構成されています。

企画室
総務部
総務課
厚生課
警備課
管理課
衛生課
研究部
教育部
需品教導隊

需品教導隊は、需品学校に入校する学生に対する教育支援を主な任務としています。

主要幹部

学校長は陸将補が務め、松戸駐屯地司令を兼任しています。

警備隊区

需品学校が災害対処任務を担当する地域は、以下の8市です。

松戸市
柏市
市川市
浦安市
鎌ケ谷市
流山市
我孫子市
野田市

脚注

需品学校の活動や組織に関する詳しい情報は、以下の公式情報源で確認できます。

陸上自衛隊需品学校組織規則（昭和34年陸上自衛隊訓令第24号） - 防衛省情報検索サービス
需品学校ホームページ
* 陸上自衛隊　[[松戸駐屯地] - Twitter](https://twitter.com/JGSDF_MatudoSta)

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