松戸駐屯地

陸上自衛隊松戸駐屯地

概要

陸上自衛隊松戸駐屯地は、千葉県松戸市に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。所在地は松戸市五香六実ですが、敷地の一部は隣接する鎌ケ谷市くぬぎ山にまたがっています。特筆すべき点として、駐屯地の敷地中央を新京成電鉄新京成線が横断しており、自衛隊専用の踏切が設けられています。駐屯地司令は陸上自衛隊需品学校長が兼務しており、会計隊や駐屯地業務隊は設置されていません。近隣には習志野演習場や柏訓練場があり、訓練などに利用されています。

沿革

松戸駐屯地の歴史は、1940年（昭和15年）に逓信省航空局松戸飛行場として開場したことに始まります。当初は中央航空機乗員養成所も併設されていました。第二次世界大戦後、警察予備隊を経て、保安隊の施設補給しょうが設置されました。その後、陸上自衛隊の発足に伴い、現在の松戸駐屯地へと改編されました。

主な沿革は以下の通りです。

1940年（昭和15年）6月3日：逓信省航空局松戸飛行場が竣工。中央航空機乗員養成所が開所。
1952年（昭和27年）7月20日：警察予備隊施設補給廠が設置。
1952年（昭和27年）10月15日：保安隊発足により、保安隊施設補給しょうに改編。
1952年（昭和27年）12月3日：需品補給しょうが宇治[[駐屯地]]から移駐。
1953年（昭和28年）3月9日：第500建設群が豊川駐屯地へ移駐。
1954年（昭和29年）1月15日：保安隊業務学校第3部が久里浜[[駐屯地]]から移駐。
1954年（昭和29年）2月15日：施設補給しょうが北古河[[駐屯地]]に移駐。
1954年（昭和29年）7月1日：陸上自衛隊発足により、陸上自衛隊需品補給処に改編。
1954年（昭和29年）9月10日：陸上自衛隊業務学校第3部が陸上自衛隊需品学校に改称。
1967年（昭和42年）8月10日：第2高射特科群本部などが朝霞[[駐屯地]]から移駐。
1972年（昭和47年）10月：第303高射搬送通信隊が第302高射搬送通信中隊に改称。
1997年（平成09年）7月1日：駐屯地司令職務が需品補給処長から需品学校長に移管。
1998年（平成10年）3月26日：需品補給処を廃止し「陸上自衛隊関東補給処松戸支処」に再編。
2002年（平成14年）3月27日：第103高射直接支援隊を廃止し、整備部門を東部方面後方支援隊第301高射直接支援中隊へ移管。
2008年（平成20年）3月26日：第307高射中隊を第336高射中隊に改編。

駐屯部隊・機関

松戸駐屯地には、防衛大臣直轄機関・部隊と東部方面隊隷下部隊が駐屯しています。

防衛大臣直轄機関・部隊

陸上自衛隊需品学校
需品教導隊
警務隊
東部方面警務隊
第127地区警務隊
松戸連絡班
自衛隊情報保全隊
東部情報保全隊
松戸情報保全派遣隊

東部方面隊隷下部隊

関東補給処
松戸支処
総務部
需品部
落下傘部
第2高射特科群
第2高射特科群本部
本部管理中隊
第336高射中隊
第302高射搬送通信中隊
東部方面後方支援隊
第301高射直接支援中隊：第2高射特科群を支援
中隊本部
第3直接支援小隊：第336高射中隊を支援
通信電子整備班：第302高射搬送通信中隊を支援
東部方面システム通信群
第320基地通信中隊
松戸派遣隊

最寄りの幹線交通

松戸駐屯地へのアクセスには、以下の幹線交通が利用できます。

高速道路：京葉道路 花輪IC、常磐自動車道 柏IC、東京外環自動車道 三郷南IC
一般道：国道6号、国道14号、国道16号、国道464号、千葉県道1号市川松戸線、千葉県道8号船橋我孫子線、千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線、千葉県道59号市川印西線、千葉県道281号松戸鎌ケ谷線
鉄道：新京成電鉄新京成線 元山駅、くぬぎ山駅
港湾：千葉港（特定重要港湾）
飛行場：成田国際空港（第一種空港）、下総航空基地（その他の飛行場）

脚注

注釈

特になし

出典

特になし

外部リンク

松戸飛行場（航空局中央乗員養成所）紹介・募集記事
* 陸上自衛隊　松戸[[駐屯地] - Twitter](リンク)

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