陸海空 こんなところでヤバいバル

陸海空 こんなところでヤバいバル

『陸海空 こんなところでヤバいバル』は、テレビ朝日系列で2017年4月から2019年6月まで放送されたバラエティ番組であり、通称「ヤバいバル」として知られています。この番組は「陸海空」シリーズの第3期目にあたります。シリーズの第一期は2017年に特別番組として放送された「陸海空 地球一周するなんて（笑）アマゾンから突入SP」から始まり、レギュラー化されて数々の人気企画が展開されました。

番組の歴史と変遷

2017年1月29日には「日曜エンターテインメント」枠で特別番組が視聴者の好評を博し、これを受けてレギュラー番組としての放送が決定しました。この新たな試みは、1994年から2002年まで放送された『トゥナイト2』以来、約15年ぶりの生放送という形で行われました。その後、同年10月14日にはプライムタイム枠に昇格し、「陸海空 地球征服するなんて」と改題。2019年4月からは「陸海空 こんなところでヤバいバル」として、さらに新しいコンセプトで再スタートを切りました。

この番組では、出演者が様々な国や地域で文化や風景に触れたり、サバイバル企画が行われたりすることで、新しい発見や驚きが視聴者に提供されました。また、2019年4月から新たに高嶋政宏が「ヤバい司令官」として加わり、番組のスタイルにも新風が吹き込みました。

主な企画内容

『ヤバいバル』では多くのユニークな企画が展開されており、「部族アース」、ドローンを使った空撮企画や、「激安!いいね!アース」など多様な内容が視聴者を魅了しました。「部族アース」では、様々な部族と接触し、その文化を掘り下げる内容が人気を集めました。アマゾンの部族との交流や、各国の独特な地域の生活を体験する企画が組まれました。

また、「激安!いいね!アース」では、Instagramのフィードバックを活用し、旅をしながら得られる「いいね!」の数に応じて生活費が支給される新しい形の旅企画が行われ、視聴者は旅人たちの挑戦を楽しむことができました。これまでの純粋な旅番組とは一線を画す、参加型の要素が多く含まれていました。

変動する放送枠

放送枠の変更も多く、中でも2018年から2019年にかけて頻繁に枠移動を行い、最終的には月曜の『ネオバラエティ』枠に移動しました。2019年6月24日の放送をもって「ヤバいバル」は終了し、続編として「ヤバい話のHowMuch?」へとリニューアルされましたが、これも短期間での番組内容の見直しを余儀なくされました。

番組の影響とエンド

結果的に、番組は多くの視聴者に楽しませた一方、放送の変化が続き、その後の制作方針も変わっていきました。本シリーズを通じて、視聴者は新しい文化や社会について学びながら楽しめる内容が多かったため、日本のバラエティ番組の可能性を広げる役割を果たしたと言えるでしょう。こうした背景から、2020年には実質的な後継番組として「ナスD大冒険TV」がスタートし、新たな冒険を志す番組が続いていくこととなりました。

このように、『陸海空 こんなところでヤバいバル』は多様な企画や地域の探求を通じて、視聴者へ新しい発見の場を提供した重要な番組として記憶されることでしょう。

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