隆濤剛

隆濤 剛（りゅうどう ごう）

プロフィール

隆濤 剛（りゅうどう ごう、本名：池森 剛（いけもり ごう）、帰化前：イケモリ・ルイス・ゴウ）は、1968年5月26日生まれのブラジル・サンパウロ市出身の元大相撲力士です。玉ノ井部屋に所属していました。

身長184cm、体重168kgと恵まれた体格を持ち、得意手は右四つ、寄りでした。最高位は西十両8枚目（1995年3月場所）です。ブラジル出身力士として初の関取となり、注目を集めました。

来歴

日系ブラジル人の家庭に生まれ、幼少期から柔道に打ち込んでいましたが、高校進学を機に相撲を始めました。高校3年時には国際相撲大会で優勝を果たしています。1989年に再来日し、翌1990年4月に拓殖大学に入学。大学では全国学生相撲選手権大会で優勝するなど、その才能を発揮しました。

自分の力を試したいという思いから、1992年3月に大学を中退し、同じブラジル出身の力士が在籍していた玉ノ井部屋に入門。同年5月場所で幕下付出として初土俵を踏みました。これは外国籍力士として大相撲史上初の幕下付出力士となりました。

その後、順調に番付を上げ、1994年3月場所に十両へ昇進。しばらく十両に定着していましたが、1995年9月場所で右腕を故障し、幕下へ陥落。怪我の影響から本来の相撲が取れなくなり、幕下中位から下位に低迷しました。

1996年4月22日には日本に帰化しましたが、同日に曙も帰化しています。1998年9月場所には三段目に陥落し、1999年1月場所を全休したのを最後に現役を引退しました。

引退後はブラジルに帰国せず、東京の一般企業に就職し会社員として新たなキャリアをスタートさせました。

1998年長野オリンピックの開会式では、東幕下39枚目に陥落していたものの、人数の都合で関取経験者も参加することになったため、また、外国人力士は母国選手団の先導を行うことになっていたため、ブラジル選手団の先導役を務めました。同様の理由で、アルゼンチン出身の星誕期偉真智もアルゼンチン選手団の先導をしています。

主な戦績

生涯成績：167勝150敗26休、勝率.527

十両成績：44勝49敗12休、勝率.473

現役在位：41場所

十両在位：7場所

場所別成績

（場所別成績のデータは省略）

改名歴

池森 剛（いけもり ごう）：1992年5月場所 - 1993年9月場所
隆濤 剛（りゅうどう ごう）：1993年11月場所 - 1996年3月場所
池森 剛（いけもり ごう）：1996年5月場所 - 1998年9月場所
龍興 剛（りゅうこう ごう）：1998年11月場所 - 1999年1月場所

関連項目

大相撲力士一覧
拓殖大学相撲部

外部リンク

* 隆濤 剛 - 相撲レファレンス（実際のURLを記載してください）

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