雄志会

雄志会について

雄志会（ゆうしかい）は、民主党内で活動する政治グループで、通称「平野グループ」と呼ばれています。このグループは、平野博文元内閣官房長官に近い衆議院議員を中心として構成されており、2010年12月14日に結成されました。

設立と活動の始まり

雄志会は、2010年12月14日に設立され、2011年1月25日に政治団体としての正式な届出が行われました。その後、平野は次期民主党代表選挙への出馬を考えていたものの、最終的には立候補を見送る決断をしました。また、設立当初からの特徴として、第45回衆議院議員総選挙で初当選を果たした新人議員が多く名を連ねており、同グループの多くのメンバーは北辰会との掛け持ちを行っていました。

鳩山グループとの関連

平野博文が鳩山グループに属していたため、鳩山由紀夫元内閣総理大臣や民主党最高顧問の鳩山からの影響力が強いとされていました。このような関係性から、雄志会は鳩山グループと密接なつながりを持つことが多かったです。

党内の役職

2011年の代表選後、平野は国会対策委員長に就任し、党内で重要な役割を果たすことになります。しかし、同年12月30日には新党きづなが結成され、この際に小林正枝、斎藤恭紀、中後淳、渡辺義彦といった4名が民主党を離党し、その後除籍されることとなりました。

政府での役職

2012年1月13日には野田第1次改造内閣が発足し、平野は文部科学大臣に任命されました。また、松原仁も国家公安委員会委員長および消費者及び食品安全担当大臣として初入閣を果たしました。しかし、その後、消費増税法案の議決時にグループ内の若手議員の大半が造反し、国民の生活が第一などの他のグループに合流することで、除籍されてしまったのです。

雄志会の終焉

2012年12月に行われた第46回衆議院議員総選挙では、松原と奥野総一郎を除くすべてのメンバーが落選し、結果として雄志会は議員グループとしての活動を停止することとなりました。出身者を含む議員たちがそれぞれ新たな道を歩み、雄志会としての名は次第に見えなくなりました。

所属国会議員の概要

雄志会に所属していた国会議員の数は23名とされています。その中には立憲民主党や無所属、そして民進党、希望の党からのメンバーが含まれています。平野博文、松原仁などが著名なメンバーとして知られていますが、他にも多くの議員が活躍していました。

関連する政治グループ

雄志会と関わりの深い他の政治グループには、小沢グループや鳩山グループが存在します。これらのグループとも関連性があり、政治活動や派閥の動きに大きな影響を与えていました。

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