雷鳴山の迷宮

『雷鳴山の迷宮』（原題：Thunderspire Labyrinth）は、ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版の冒険シナリオシリーズ「Points of Light」の第2作です。このモジュールは、ダンジョンマスターが自由に設定を組み込めるようにデザインされており、既存のキャンペーンに組み込むことも、単独の冒険として楽しむことも可能です。

あらすじ

プレイヤーキャラクターたちは、雷鳴山の地下に広がる古代ミノタウロスの都市、サルーン・ケルを目指します。サルーン・ケルには様々な勢力が暗躍しており、プレイヤーの目的は、奴隷商人「ブラッドリーヴァーズ」の隠れ家を突き止め、彼らに捕らえられた人々を救出することです。この事件は、前作『シャドウフェル城の影』の出来事と関連している場合も、全く独立した導入から始まる場合もあります。

冒険を進める中で、プレイヤーは複数のミニダンジョンを探索することになります。そして、ブラッドリーヴァーズが奴隷をドゥエルガルの一族「グリマーズール氏族」に売却していたことが判明します。さらに、ノールの一団も奴隷の一部を購入していることが明らかになります。ノールを打ち倒したプレイヤーは、反逆のウィザード「パルデマール」が雷鳴山を拠点にネンティア谷を征服しようと企んでいることを知ります。最終的に、プレイヤーはパルデマールに立ち向かい、彼の野望を打ち砕くことで、この冒険は幕を閉じます。

登場するモンスター

『雷鳴山の迷宮』には、D&D第4版で初めて登場するモンスターが多数含まれています。ドゥエルガル、ブロンズ・ウォーダー、ノーカー、ファラガー、そしてヴェクナのエニグマなどが、プレイヤーの前に立ちはだかります。

コンポーネント

32ページの第1部ブックレット
64ページの第2部ブックレット
フルカラーポスターマップ
紙製ポートフォリオ

（日本語版は、これらの内容が1冊の書籍にまとめられ、ポスターマップが付属しています。）

出版情報

オリジナル版はMike MearlsとRichard Bakerによってデザインされ、2008年7月にウィザーズ・オブ・ザ・コーストから出版されました。カバーアートはWilliam O'Connorが担当し、本文アートはRon Lemen、Lucio Parrillo、Jim Pavelecが手がけました。日本語版は2009年3月にホビージャパンから出版されています。

もう一度検索