電リク!スター歌謡曲
1978年の春、わずか3ヶ月間だけフジテレビ系列で放送された異色の歌謡バラエティ番組、それが『電リク!スター歌謡曲』です。同年4月7日から6月30日まで、毎週金曜日の正午から30分間、『12時開演!』という日替わりバラエティ枠の一環としてオンエアされました。
この番組の大きな特徴は、毎回公会堂からの公開生放送（または公開収録）で行われていた点にあります。そして、登場する5組のゲスト歌手たちが、合計4つのゲームやクイズに挑戦し、その成績によって自身の持ち歌を披露する順番が決められるというユニークな進行方式を採用していました。
番組の進行は、司会の宮尾すすむ氏と岡崎ひとみ氏によってリードされました。出場歌手は5組。彼らが挑むのは、「恐怖のピストルゲーム」と、三部構成の「ストップ・ザ・テレビ」（PART1〜PART3）という合計4つのコーナーです。
まず最初のコーナーは「恐怖のピストルゲーム」。これは、いわゆるロシアンルーレット方式を取り入れたゲームでした。出場歌手の中から代表者5名が参加（デュエットやグループの場合はメンバーの中から1名が代表となります）。目の前に用意された玩具のピストルを各自が手に取り、銃口をこめかみに当てながら順番に引き金を引いていきます。ピストルから特定の効果音「パーン!」が鳴った歌手が、最初の勝ち抜けとなります。
続いて行われるのが、「ストップ・ザ・テレビ」です。これはVTRの内容を予想するクイズ形式のコーナーで、PART1からPART3まで合計3回実施されました。番組側が用意したVTRを途中で一時停止し、出演歌手たちはその後の展開を予想して回答します。正解者は勝ち抜けとなり、歌唱権を獲得します。このクイズは択一形式で行われ、PART1は四択、PART2は三択、PART3は二択と、回を追うごとに選択肢が絞られていきました。クイズを必ず決着させるため、回答する順番は事前に決められており、一度誰かが出した答えを別の歌手が答えることはできないというルールも設けられていました。
これらのゲームやクイズで勝ち抜いた歌手は、その順番に持ち歌を披露できます。そして、一度勝ち抜けを決めた歌手は、それ以降のゲームやクイズには参加せず、他の歌手たちの挑戦を見守る形となります。最終的に、最後まで勝ち抜けられなかった歌手が、最後の順番で歌唱することになりました。
この番組には、視聴者も参加できる企画がありました。各ゲームやクイズが始まる前、司会者は視聴者から寄せられた勝ち抜き予想応募ハガキの中から1枚を選び、その応募者宅へ電話をかけます。電話に出た視聴者は、これから行われるゲームでどの歌手が勝ち抜けるかを予想して答えるのです。もしその予想が見事的中した場合、視聴者には賞金が贈られました。
賞金額は、どのコーナーの予想を的中させたかによって異なりました。最初の「恐怖のピストルゲーム」の的中では10万円、「ストップ・ザ・テレビ PART1」の的中は5万円、PART2の的中は3万円、そしてPART3の的中は2万円でした。さらに、前のコーナーでの予想が外れた場合、その賞金は次のコーナーへとキャリーオーバーされるシステムがありました。例えば、「恐怖のピストルゲーム」と「ストップ・ザ・テレビ PART1」「PART2」の予想が全て外れた場合、「ストップ・ザ・テレビ PART3」の的中賞金は、キャリーオーバー分と合わせて最高20万円にもなりました。ただし、「ストップ・ザ・テレビ PART3」の予想も外れた場合、賞金は発生せず、次週への積み立ては行われませんでした。
ちなみに、各ゲームコーナーが始まる際には、当時絶大な人気を誇っていたアイドルデュオ、ピンク・レディーのヒット曲の替え歌がBGMとして使用されていました。「恐怖のピストルゲーム」には「ペッパー警部」、「ストップ・ザ・テレビ PART1」には「UFO」、PART2には「S・O・S」、PART3には「ウォンテッド (指名手配)」と、それぞれのコーナーに合わせた替え歌が雰囲気を盛り上げていました。
わずか3ヶ月という短い放送期間でしたが、人気歌手の歌唱とスリリングなゲーム、そして視聴者参加型の企画を組み合わせた、当時としてはユニークな歌謡バラエティ番組でした。ゲームで最後まで勝ち抜けられなかった歌手が、最後に視聴者への勝ち抜き予想参加を呼びかける姿も、この番組ならではの光景だったと言えるでしょう。
この番組の大きな特徴は、毎回公会堂からの公開生放送（または公開収録）で行われていた点にあります。そして、登場する5組のゲスト歌手たちが、合計4つのゲームやクイズに挑戦し、その成績によって自身の持ち歌を披露する順番が決められるというユニークな進行方式を採用していました。
番組の進行は、司会の宮尾すすむ氏と岡崎ひとみ氏によってリードされました。出場歌手は5組。彼らが挑むのは、「恐怖のピストルゲーム」と、三部構成の「ストップ・ザ・テレビ」（PART1〜PART3）という合計4つのコーナーです。
まず最初のコーナーは「恐怖のピストルゲーム」。これは、いわゆるロシアンルーレット方式を取り入れたゲームでした。出場歌手の中から代表者5名が参加（デュエットやグループの場合はメンバーの中から1名が代表となります）。目の前に用意された玩具のピストルを各自が手に取り、銃口をこめかみに当てながら順番に引き金を引いていきます。ピストルから特定の効果音「パーン!」が鳴った歌手が、最初の勝ち抜けとなります。
続いて行われるのが、「ストップ・ザ・テレビ」です。これはVTRの内容を予想するクイズ形式のコーナーで、PART1からPART3まで合計3回実施されました。番組側が用意したVTRを途中で一時停止し、出演歌手たちはその後の展開を予想して回答します。正解者は勝ち抜けとなり、歌唱権を獲得します。このクイズは択一形式で行われ、PART1は四択、PART2は三択、PART3は二択と、回を追うごとに選択肢が絞られていきました。クイズを必ず決着させるため、回答する順番は事前に決められており、一度誰かが出した答えを別の歌手が答えることはできないというルールも設けられていました。
これらのゲームやクイズで勝ち抜いた歌手は、その順番に持ち歌を披露できます。そして、一度勝ち抜けを決めた歌手は、それ以降のゲームやクイズには参加せず、他の歌手たちの挑戦を見守る形となります。最終的に、最後まで勝ち抜けられなかった歌手が、最後の順番で歌唱することになりました。
この番組には、視聴者も参加できる企画がありました。各ゲームやクイズが始まる前、司会者は視聴者から寄せられた勝ち抜き予想応募ハガキの中から1枚を選び、その応募者宅へ電話をかけます。電話に出た視聴者は、これから行われるゲームでどの歌手が勝ち抜けるかを予想して答えるのです。もしその予想が見事的中した場合、視聴者には賞金が贈られました。
賞金額は、どのコーナーの予想を的中させたかによって異なりました。最初の「恐怖のピストルゲーム」の的中では10万円、「ストップ・ザ・テレビ PART1」の的中は5万円、PART2の的中は3万円、そしてPART3の的中は2万円でした。さらに、前のコーナーでの予想が外れた場合、その賞金は次のコーナーへとキャリーオーバーされるシステムがありました。例えば、「恐怖のピストルゲーム」と「ストップ・ザ・テレビ PART1」「PART2」の予想が全て外れた場合、「ストップ・ザ・テレビ PART3」の的中賞金は、キャリーオーバー分と合わせて最高20万円にもなりました。ただし、「ストップ・ザ・テレビ PART3」の予想も外れた場合、賞金は発生せず、次週への積み立ては行われませんでした。
ちなみに、各ゲームコーナーが始まる際には、当時絶大な人気を誇っていたアイドルデュオ、ピンク・レディーのヒット曲の替え歌がBGMとして使用されていました。「恐怖のピストルゲーム」には「ペッパー警部」、「ストップ・ザ・テレビ PART1」には「UFO」、PART2には「S・O・S」、PART3には「ウォンテッド (指名手配)」と、それぞれのコーナーに合わせた替え歌が雰囲気を盛り上げていました。
わずか3ヶ月という短い放送期間でしたが、人気歌手の歌唱とスリリングなゲーム、そして視聴者参加型の企画を組み合わせた、当時としてはユニークな歌謡バラエティ番組でした。ゲームで最後まで勝ち抜けられなかった歌手が、最後に視聴者への勝ち抜き予想参加を呼びかける姿も、この番組ならではの光景だったと言えるでしょう。
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