電撃フリントGO!GO作戦

電撃フリントGO!GO作戦

『電撃フリントGO!GO作戦』（原題: Our Man Flint）は、1966年に公開されたアメリカのスパイアクション映画です。ジェームズ・コバーンが演じる主人公デレク・フリントは、並外れた能力を持つエージェントであり、その型破りな活躍が描かれています。

概要

1960年代に人気を博した『007』シリーズに影響を受け、数多く制作されたスパイ映画の一つです。本作は、フリントというユニークなキャラクター設定や、『007』を意識したパロディ要素が特徴で、多くの観客に支持されました。その人気から、続編である『電撃フリント・アタック作戦』も制作されています。

ストーリー

物語は、狂信的な科学者3人が率いる秘密組織ギャラクシーが、地球の気象をコントロールする巨大装置を使い、世界を支配しようと企むところから始まります。国際的スパイ組織Z.O.W.I.E.は、この危機に対処するため、かつてのエージェントであるデレク・フリントに協力を求めます。しかし、引退し、美女たちに囲まれ悠々自適な生活を送っていたフリントは、Z.O.W.I.E.のクラムデン長官や大統領の依頼を一度は拒否します。

ギャラクシーは先手を打ち、暗殺者ギラをフリントのもとへ送り込みます。この動きを察知したフリントは、暗殺者の毒矢の羽についていたブイヤベースの成分から、マルセイユの店を突き止めます。一方、ギラはコールドクリームに仕掛けた時限爆弾で再びフリントを暗殺しようとしますが、失敗に終わります。爆弾の破片からギラの居場所がローマである事を突き止めたフリントは、自ら罠に掛かり、心臓を停止させて死んだように見せかけます。

その後、フリントはギャラクシーの本部がある孤島に潜入し、基地内の捜索を開始しますが、捕まってしまいます。ギャラクシーへの協力を拒否したフリントは処刑されることになり、任務に失敗したギラは洗脳されることになります。しかし、フリントは処刑を逃れ、ギラや捕らえられていた美女たちの洗脳を解き、共に脱出を試みます。

フリントが動力源を破壊したことで島は崩壊を始め、科学者たちは装置と共に落下し、ロドニーは瓦礫に飲み込まれます。フリントと美女たちは無事脱出に成功し、ギャラクシーの野望は阻止されるのでした。

キャスト

デレク・フリント：ジェームズ・コバーン
クラムデン長官：リー・J・コッブ
ギラ：ギラ・ゴラン

エピソード

クラムデン長官と大統領とのホットラインの呼び出し音は、後の映画『ハドソン・ホーク』や『オースティン・パワーズ』の中で、パロディとして使用されています。

脚注

外部リンク

電撃フリントGO!GO作戦 - allcinema
電撃フリントGO!GO作戦 - KINENOTE
Our Man Flint - オールムービー（英語）
Our Man Flint - IMDb（英語）

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