電話料金

電話料金について

電話料金は、電話回線を利用した電気通信サービスの対価として発生する料金の総称です。通話料金とも呼ばれ、その内訳は、初期費用、月額基本料金、そして利用量に応じて課金される従量制料金の3つに大別できます。それぞれの料金体系について詳しく見ていきましょう。

初期費用

初期費用は、電話回線の利用開始時に発生する費用です。具体的には、加入事務手数料、施設設置負担金、工事費などが含まれます。また、付加サービスの追加、変更、廃止の際にも、この初期費用が発生する場合があります。

月額基本料金

月額基本料金は、毎月固定で発生する料金です。基本サービスや付加サービスごとに、回線数に応じて積算されることが一般的です。また、複数の付加サービスをセットで契約することで、割引が適用される場合もあります。さらに、月額基本料金には、一定額の従量制料金の利用権が含まれていることもあります。特にIP電話やPHSでは、特定の通話先への通話料金が、通話時間に関わらず基本料金に含まれているケースがあります。

従量制料金

従量制料金は、通話時間、接続回数、端末間の距離など、利用量に応じて課金される料金です。公衆電話からの発信については、初期費用や基本料金は発生せず、この従量制料金のみが適用されます。

従量制料金の積算方法

従量制料金は、利用状況に応じて様々な方法で積算されます。主な要素としては、通話時間や距離、接続回数が挙げられます。

従量制料金の分担方法

従量制料金は、利用状況に応じて様々な方法で分担されます。主なものとして、時間と距離に応じて課金される方法があります。

日本における電話料金の歴史

日本の電話料金の歴史は、1890年の市内通話が年定額料金、市外通話が区間ごとの料金設定から始まりました。その後、時代とともに様々な料金制度が導入されてきました。

1890年：市内通話は年定額料金、市外通話は区間ごとの里程等級別料金
1910年：輻輳緩和のため、市外通話に夜間逓減料金制を導入
1920年：市内通話に度数制（利用回数課金）を導入
1962年：市外通話に距離別時間差法（カールソン課金）を導入
1972年：広域時分制（市内通話に3分の時間制）を導入

関連情報

電話料金に関するより詳しい情報は、以下のリンク先で確認できます。

公共料金
1 章 公衆ネットワークサービス - 電子情報通信学会知識ベース (PDF)
3 章 ネットワーク管理の共通機能 - 電子情報通信学会知識ベース (PDF)
* 電気通信事業の将来 - 日本オペレーションズ・リサーチ学会 (PDF)

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