霊幻道士7 ラストアクションキョンシー

霊幻道士7 ラストアクションキョンシー

『霊幻道士7 ラストアクションキョンシー』（原題：新殭屍先生、英題：Mr.Vampire 1992）は、1992年に公開された香港映画です。この作品は、人気の霊幻道士シリーズの第7作目であり、初代のキャストであるラム・チェンイン、リッキー・ホイ、チン・シュウホウが再び集結しています。シリーズ全般を通じて監督を務めたリッキー・ラウが、1990年代の最後に手掛けた作品でもあります。日本ではビデオのみのリリースとなっています。

ストーリーの概要

物語は、ラム道士の弟子であるチュウとモンが、大女優のコンサートに参加するために水子の霊に頼むところから始まります。しかし、そのお礼として約束していた卵を渡さなかったため、水子の霊は彼らに懲罰を与えます。ラム道士は彼らを元弟子で、お祓いの仕事をしているチャイの元へ送り、霊を供養してもらうように指示します。チャイはラム道士に思いを寄せており、彼との仲を深めようと仮病を使いますが、計画は失敗に終わります。

そんなある日、ラム道士と共に修行をしていた弟子の一人、ミチレンの妹が現れます。彼女は夫である隊長の異変を訴え、助けを求めます。隊長は父親に噛まれ、キョンシー化の危機に陥っていました。ラム道士たちは墓地に行き、祖先の歯を用いて薬を作ろうとしますが、争っているうちに肝心の歯を失ってしまいます。

同時にチュウとモンはキョンシーの歯を求めて広西へ向かいます。ラム道士はレンの部屋で水子の霊の存在を発見し、レンの召使いにそれが取り憑いていることに気づきます。この水子の霊は、妊娠中のレンを母体として利用しようとしていました。

チュウとモンは、キョンシーたちとの激闘を繰り広げ、ようやくキョンシーの歯を持ち帰ります。その歯を粉末にし、作った薬で隊長の病を治療します。一方、ラム道士の指示でチャイを連れて帰る途中、紅白の幽霊に遭遇し、棺に閉じ込められます。しかし、チャイの術を使って無事脱出します。

最終決戦では、ラム道士とチャイが獅子舞を使って水子の霊をおびき出し、一度は捕らえることに成功しますが、召使いの妨害に遭い、再び逃げられてしまいます。水子の霊はついにレンに憑依し、襲いかかります。ここに、広西からやってきた大量のキョンシーも加わり、ラム道士たちは三つ巴のバトルに突入します。

キャストとスタッフ

本作には、ラム・チェンインやリッキー・ホイ、チン・シュウホウといったスターが登場します。監督のリッキー・ラウは、シリーズを通じてファンに愛され続けている人物です。音楽にはアンダース・ネルソンが関わり、日本語版の字幕や吹き替えも存在しており、文化の壁を越えて多くの人々に楽しまれています。

映画『霊幻道士7 ラストアクションキョンシー』は、様々な要素が詰まったエンターテインメント作品として、ホラーコメディのファンに長年にわたって愛される存在です。

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