霜田正浩

霜田 正浩のプロフィールと経歴

霜田 正浩（しもだ まさひろ、1967年2月10日生まれ）は、東京都豊島区に生まれ育った元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。彼のサッカー人生は、選手時代から始まり、指導者としての道を歩む中で数々の成果を収めています。

選手としてのキャリア

霜田は東京都立高島高等学校を卒業後、ブラジルに留学し、サントスFCやSEパルメイラスなど、多くのクラブで経験を積みました。サントスFCでは著名選手である三浦知良やセザール・サンパイオと親しくなりました。帰国後は、日本サッカーリーグ（JSL）のフジタ工業（後の湘南ベルマーレ）や京都紫光クラブ（現・京都サンガF.C.）でプレーし、その後横河電機でも活動を続けましたが、27歳で選手生活に終止符を打ちました。

指導者としての成長

引退後、霜田は大塚FCヴォルティス徳島でコーチを務め、さらには古巣の京都でも下部組織の監督や強化担当を経験しました。1999年には、クロアチア・ザグレブから帰国した三浦を京都に迎え入れるなど、選手獲得にも力を入れました。2001年からはFC東京で強化部に所属し、外国人選手獲得を担当しました。その後、2004年にはJFA公認S級コーチのライセンスを取得し、2006年にはFC東京のヘッドコーチにも就任しましたが、シーズン途中に退任しました。

その後も霜田は多様なチームでの指導を行い、横浜スポーツ&カルチャークラブの監督を経て、ジェフユナイテッド市原・千葉でもヘッドコーチを務めました。2009年、彼は日本サッカー協会に参加し、原博実と共に日本代表監督の選定や契約交渉に積極的に関わりました。特にアルベルト・ザッケローニとの契約においては、重要な役割を果たしました。

日本代表監督としての影響

霜田は、日本代表の試合に向けた対戦国のスカウティングを担当し、各国を訪問しながら情報収集を行うなど、実務的な業務に従事しました。2013年にはU-20日本代表の監督を務め、2014年にはU-21日本代表のコーチとして経験を積みました。

2016年からはナショナルチームダイレクターとして役割を果たし、その後、JFA技術委員長に就任しました。これを機に、霜田は各世代別代表チームの一貫した指導体制の構築に尽力しましたが、2017年にはベルギーのシント＝トロイデンVVでコーチを務め、その後レノファ山口FCの監督に就任しました。初年度は素晴らしい成績を収めましたが、その後のシーズンでは苦戦を強いられました。

現在の活動と未来

草野心平の後を受けて、霜田は2021年にベトナムのサイゴンFCの監督に就任しましたが、早々に解任され、その後大宮アルディージャの監督を務めました。2022シーズンには成績不振が続き、再び監督を退任することになりますが、2023シーズンからは松本山雅FCの指揮を執ることが決定しています。

霜田は英語、ポルトガル語、フランス語に堪能であり、スペイン語やイタリア語も簡単に話すことができるため、多様な文化背景を持つ選手たちとのコミュニケーションも得意としています。私生活では特にヴァイッド・ハリルホジッチ監督との強い信頼関係を築いており、日本サッカー界での霜田の役割は、今後ますます重要になっていくでしょう。

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