霞が関コモンゲート

霞が関コモンゲートについて

霞が関コモンゲートは、東京都千代田区の霞が関三丁目に位置する再開発プロジェクトです。このプロジェクトは、旧文部科学省と会計検査院庁舎の跡地を中心に、官庁施設と民間オフィスが融合した新たな複合施設を構築することを目的としています。

プロジェクトの概要

この大規模な再開発事業は、中央官衙地区の整備を目指し、2つの主要な事業が同時に進行されています。1つは「中央合同庁舎第7号館整備等事業」、もう1つは独立行政法人都市再生機構が手がける「霞が関三丁目南地区第一種市街地再開発事業」です。特にPFI（民間資金を活用した公共施設の整備）の手法を導入した先駆的なプロジェクトであり、官庁指導のもと、民間のオフィススペースも設けることが初めての試みとなっています。

2007年6月29日、仮称であった「霞が関R7プロジェクト」は正式に「霞が関コモンゲート」と名付けられ、その名称が広く知られることになりました。PFI事業には新日本製鐵グループが選定され、そのグループの一員として新日鉄住金エンジニアリングが関与しています。

主要な建築物

霞が関コモンゲートは、4つの建物から構成されています。これらは、東館、西館、商業施設が入居するアネックス（霞が関コモンゲートアネックス）、および旧文部省庁舎で構成されており、特に東館と旧文部省庁舎は官庁専用です。具体的には、文部科学省、文化庁、および会計検査院が入居しています。一方、西館は下層部が官庁のスペース（金融庁が入居）であり、上層部は民間オフィスを提供しています。

西館の民間オフィススペースは、企業や団体による所有が複数存在し、帝人や三井住友DSアセットマネジメントなどが入入しています。また、西館の最上階及び低層部には飲食店が入居しており、利用者に便利な施設となっています。さらに、霞が関コモンゲートの中心部分には「霞テラス」という広場が設けられており、その周囲には霞が関ビルディングや東京倶楽部ビルディングが立ち並ぶ美しい景観が広がっています。

アネックスとその機能

アネックスは地上2階建てで、延床面積は約900平方メートルです。この施設は、飲食店や便利な歯科医院だけでなく、文部科学省所管の財団法人が運営する「霞が関ナレッジスクエア」という公民館スペースも持っており、地域のイベントが定期的に開催されています。アネックスは、霞が関7号館PFIが取得しており、多様な利用がされています。

エリアの交通アクセス

霞が関コモンゲートへのアクセスも非常に便利です。東京メトロ銀座線の虎ノ門駅からは直接接続されており、他の路線でも霞が関駅から徒歩圏内であるため、多くの人々が利用しやすい立地です。

結論

霞が関コモンゲートは、民間と官庁の融合が進められている場所であり、東京の新たなランドマークとして発展し続けています。施設内には多様なサービスやオフィスが集まっており、今後の成長にも大いに期待が寄せられています。

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