霧の森大福

霧の森大福の魅力

愛媛県四国中央市新宮町に位置する「道の駅霧の森」内には、特別な和菓子、霧の森大福を製造・販売する菓子工房があります。この大福は、風味豊かな和菓子を愛する人々にとって、ぜひ味わってみたい一品です。

霧の森大福の特徴

霧の森大福は、独特な四重構造を持つ和菓子です。中心にはクリーミーな生クリーム、その周りには滑らかなこしあん、さらにそれを包むのは抹茶を練り込んだ餅です。そして、最後に贅沢に抹茶がまぶされています。この構成により、クリームとこしあんの甘さが絶妙に調和し、抹茶の程よい苦味を引き立てるバランスが実現されています。

特にこだわりを持っているのが、使用されている抹茶です。純粋な味わいを楽しむために、収穫前には黒い布をかぶせ、日光を遮る独自の「かぶせ抹茶」栽培法が採用されています。この方法により、苦味を和らげ、深い味わいを引き出しています。さらに、完全無農薬の有機農法で育てられた新宮茶を使うことで、安全性と品質が高められています。そのため、手作りで丁寧に仕上げられ、一つ一つの大福が大切に作られているのが特徴です。

購入するための方法

霧の森大福は、現地の「霧の森茶フェ・ゆるり」でも楽しむことができます。この茶房の雰囲気の中で、1個から大福を味わうことができるのは、特別な体験となるでしょう。また、持ち帰り用には、同じ建物にある続き棟の菓子工房で箱入りの大福が販売されています。

テレビ番組での注目

霧の森大福は、数多くのテレビ番組でも取り上げられ、多くの視聴者に知られる存在となりました。特に2004年10月26日放送の「『ぷっ』すま」では、その珍しさと美味しさが話題となり、放送からわずか20時間で、通常の半年分に相当する5,000箱の注文が入りました。また、2004年11月6日に放送された「あさパラ!」でも紹介されたときには、30分以内に2,000箱が完売するという、その人気ぶりは一際目立ちました。

このため、ネット通販は徐々に不定期となり、現在では年に数回の限定販売が行われています。このため、霧の森大福を手に入れる機会は限られており、競争率は非常に高いです。

人気の理由

霧の森大福の人気はそのユニークさだけでなく、製品クオリティにも起因しています。現地の菓子工房では、一人あたりの購入可能数が3箱までの制限が設けられているため、訪れる人々は早い時間帯に完売することがあります。このため、予約したり、販売開始時期を逃さないよう注意が必要です。

霧の森大福は、ただの和菓子を超えた特別な存在となっており、その味わいは愛媛県の自然と職人の技が生み出した宝物と言えるでしょう。ぜひ一度、味わってみてはいかがでしょうか。

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