青南台

青南台：韓国大統領の別荘から市民公園へ

韓国忠清北道清州市にある青南台は、かつて韓国大統領専用の保養施設として利用されていた歴史的な場所です。その名称は、韓国大統領府である青瓦台の南側に位置することから名付けられました。現在は一般公開され、市民公園として多くの人々が訪れる観光地となっています。

青南台の建設と歴史

青南台の建設は全斗煥大統領の提案によって始まり、1983年6月に着工、同年12月に竣工しました。当初は「迎春斎」と呼ばれていましたが、1986年7月18日に「青南台」と改名されました。長年にわたり、歴代の韓国大統領は、保養や休息を目的として、年間4～5回程度青南台に滞在していました。

しかし、2003年4月18日、盧武鉉大統領は選挙公約として青南台の一般公開を宣言しました。これにより、23年間続いた大統領専用の保養施設としての歴史に幕を閉じ、忠清北道による管理の下、市民公園へと生まれ変わりました。2007年10月18日には、大統領歴史文化館が拡張開館し、青南台の役割はさらに広がりました。

青南台の施設と魅力

青南台の敷地は、錦江に建設された大清ダムのダム湖である大清湖のほとりに広がり、自然豊かな環境に恵まれています。約2,700㎡の地上2階地下1階建ての本館は、大統領の宿泊施設として使用されていました。その周辺には、ゴルフ場、ヘリポート、池、ジョギングコースなど、多様な施設が整っています。広大な敷地を散策したり、湖畔の景色を眺めたりと、自然の中でリラックスした時間を過ごすことができます。

利用案内

青南台は一般公開されていますが、毎週月曜日、1月1日、旧正月、秋夕は休館日となっています。入場料は、大人5,000ウォン、青少年4,000ウォン、子供・高齢者3,000ウォンです。韓国の歴史と自然を体感したい観光客にとって、魅力的な場所となっています。

アクセス

青南台は、忠清北道清州市上党区文義面米川里148-31に位置しています。公共交通機関や自家用車でのアクセスも可能です。具体的なアクセス方法は、青南台の公式ホームページ（朝鮮語）をご確認ください。

青南台と青瓦台

青南台は、韓国大統領府である青瓦台と深い関係があります。青瓦台と同様に、韓国の歴史を語る上で重要な場所であり、両者を訪れることで、韓国の政治と歴史をより深く理解することができます。青南台は、韓国の歴史と自然を同時に楽しめる、貴重な観光地です。

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