青山大紀

青山大紀のプロ野球選手としての軌跡

青山大紀（あおやま だいき、1994年11月28日生まれ）は、大阪府藤井寺市出身の元プロ野球選手であり、主に投手として活躍しました。彼の野球人生は、小学生の頃からスタートし、高校時代には数々の偉業を成し遂げました。

経歴

プロ入り前の背景

青山は大阪市立巽東小学校3年生の時に若江ジャイアンツで野球を始め、4年生からは八尾フレンズに所属しました。藤井寺市立藤井寺中学校では葛城JFKボーイズに入団し、3年次に全国大会で優勝を果たします。その後、智辯学園高等学校に進学し、1年次の夏には奈良県大会の準決勝にて、後に逆転勝利に導く好投を見せました。決勝戦では天理高校に敗れ、甲子園出場は叶いませんでしたが、彼の実力は徐々に広まり始めます。

2年生の時には奈良県大会で逆転本塁打を放ち、甲子園出場も決定。第93回全国高等学校野球選手権大会では初戦で勝利を収め、そのまま勝ち進みます。横浜高校との試合では、逆転劇を演じるものの、準々決勝での敗退を経験します。高校通算では5試合、42イニングを投げ、防御率は2.36を記録し、その後プロ志望届を提出しましたが、ドラフトでは指名漏れを経験しました。

トヨタ自動車時代

青山は、プロ入り前にトヨタ自動車に入社します。ここでは、同僚に優秀な投手が多く、全国大会での登板機会は得られませんでした。それでも彼は努力を重ね、2015年のプロ野球ドラフトでオリックス・バファローズから指名を受けました。契約金4000万円、年俸1000万円での入団が決定し、背番号27を背負うことになります。

オリックス・バファローズ時代

2016年にウエスタン・リーグでの試合に出場し、先発を中心に18試合に登板しました。成績は3勝8敗、防御率5.34でしたが、チームで最も早く規定投球回に到達します。同年9月20日には対埼玉西武ライオンズ戦で一軍デビューを果たしますが、4回4失点という結果に終わり、敗戦投手となりました。オフにはWBSC U-23ワールドカップ日本代表に選ばれ、チームは見事に優勝を果たしましたが、その後一軍には定着することができず、2019年オフには戦力外通告を受けました。

現役引退後の活動

2020年には、現役を引退後、大阪府堺区にスイーツショップ「Jenny's Ice Crepe Shop」をオープンしました。彼の新たな挑戦は、野球で培った精神力を生かし、今も多くの人々に愛されるお店まで成長しています。

選手としての特長

青山は、最速148km/hの直球と共に、多様な変化球を持ち合わせていました。フォーク、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、カットボールなどを駆使して打者に立ち向かいました。彼自身の愛称は「アオ」と呼ばれ、多くのファンに親しまれていました。

おわりに

青山大紀は、プロ野球選手としての活動を経て、スイーツショップの経営者として新たな人生を歩んでいます。彼の野球に対する情熱は、今後も様々な形で続いていくことでしょう。

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