青山学院横浜英和小学校

青山学院横浜英和小学校について

青山学院横浜英和小学校は、神奈川県横浜市南区蒔田町にある私立のミッション系小学校です。青山学院の系属校であり、地域で最も古い歴史を持つ教育機関として知られています。この学校は、1900年に設立された横浜英和女学校に附属年少学校（小学校）から始まり、幾度かの移転や名称変更を経て現在に至ります。最初に設置された学校は横浜山手にありましたが、その後本牧上台、さらには現在の蒔田へと移転しました。

創立当初は男女共学でしたが、戦後は女子小学校として運営され、1974年に男女共学が再開されました。現在、男子と女子の比率はおよそ1:5であり、学校内では充実した学校生活を送れるよう、特別な配慮がなされています。また、2003年に新しい校舎が完成し、2004年には新体育館もオープンしました。2019年には青山学院大学との系属校化が締結され、2020年に校名が青山学院横浜英和小学校に変更されました。

教育理念とカリキュラム

青山学院横浜英和小学校は「心を清め 人に仕えよ」をスクールモットーとし、教育の目標には神を恐れ、人間を大切にし、考える力とやり抜く力を育てることが掲げられています。この学校はプロテスタント系メソジスト派の教育を受け継いでおり、週5日制で運営されています。さらに、青山学院横浜英和中学高校との連携授業が行われており、学びの幅を広げています。

給食制度については、完全給食制が採用されていますが、水曜日は「遊びの日」として、生徒自身が弁当を持参します。学年ごとに教科を担当する教員が決まっており、1年生からは聖書、英語、音楽、図工、体育の授業が専科教師によって行われます。担任は国語、算数、生活、社会、体育の一部を担当し、クラスは最大33名とされています。また、2年ごとにクラス替えが実施されています。4年次以上の生徒は全員がクラブ活動に参加し、豊かな学校生活を送ることが奨励されています。

卒業生の進路と交流活動

卒業生が青山学院横浜英和中学校に進学する際、一定の基準を満たすことで推薦入学の機会が与えられています。実際、約90%の生徒がこの推薦制度を利用して進学しています。また、横浜英和幼稚園との「幼小交流会」が5年生を対象に開催され、幼稚園生との交流を深める場となっています。

校名の変遷

この学校の名称は、設立以降、いくつかの変遷を経ています。1900年の最初の名称は横浜英和女学校附属年少学校であり、その後1929年には成美学園小学校に改称され、1996年に横浜英和小学校、2020年に現在の青山学院横浜英和小学校に変わりました。

交通アクセス

学校へのアクセスは、横浜市営地下鉄ブルーラインの蒔田駅から徒歩8分、また京急本線の井土ヶ谷駅から徒歩18分となっています。スクールバスは運行していませんが、通学には便利な交通機関が利用可能です。

青山学院横浜英和小学校は、伝統を重んじつつも、新しい時代に適応した教育を提供し、多様な価値観を育むことを目指しています。

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